自助経絡ボール叩打・マッサージ操は、簡単で実行しやすく、安全かつ効果的な健康法である。この操は木製マッサージボールと改良型叩打ボールという2種類の簡易器具を使用し、経絡に沿ってボールで摩撫・叩打を行う。通常、毎日の起床前または就寝前に1時間程度行う。長期継続することで、健康維持・疾病予防に顕著な効果が期待できる。これは、規則正しく経絡に沿ってボールで摩撫・叩打することで、経絡の通暢、気血の調和、血管の収縮機能の強化、微循環の改善、内分泌の調整、リンパ循環の円滑化を促進するためである。これにより、健康増進および疾患の回復が促進される。ただし、出血性疾患、骨折、妊娠中の女性は禁忌である。 冬場、寒さが強い中、高齢者や中年層は運動時に防寒保暖に注意が必要。布団の中でボール摩撫を行うことも可能。操作順序は以下の通り: ①仰臥位(または半仰臥位)を取り、自然呼吸を行い、雑念を排除する。両足を交互に反復揉み、温かくなるまで行い、その後マッサージボールを胸腹部(衣類着用)から開始して上下に推摩する。両手を交代して操作し、ボールの温度が温かくなった時点で、他の部位に移る。下肢→上肢→腰背部→頭面部へと順番に摩撫する。ボール摩撫の際は適度な力加減で、上下の経絡方向に沿って行い、両手を交代して疲労を避ける。筆者の経験では、涌泉、太衝、関元、中脘、肩井、曲池、内関、合谷、足三里、委中、三陰交、腎俞、命門、百会、太陽、風池などの経穴周辺に適度に力を入れて摩撫するが、穴の位置が正確でなくてもよい。これらの領域に触れれば十分である。 ②ボール摩撫終了後、服を着て起坐し、即座に叩打を行う。胸腹部および会陰生殖部は叩打不可。その他の部位はすべて可能。特に肩背、臀腿部に重点を置く。眼鼻周囲は慎重に軽く叩打し、叩打の強さは温熱感が得られる程度にする。 ③ボール摩撫・叩打終了後は、ゆっくりと温湯を一杯飲むこと。体内の有害物質を即座に排泄する助けとなる。
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