雨水節気は、寒冷な気候が徐々に消え、春風が吹き、綿々とした春の雨が近づく時期を示す。唐代の著名な医学者・養生家孫思邈は『千金方』の中で、春季の食事養生について「春七十二日、省酸増甘、以養脾氣(春の72日間、酸味を控え、甘味を増し、脾気を養う)」という食事原則を提唱した。つまり、春には肝臓のケアに加えて、脾胃の調養にも注意すべきであり、日常の食事で酸味の食物を控え、甘味の食物を多く摂ることで脾胃を調えるべきである。伝統的な食事養生学では、トマト、柑橘類、オレンジ、ミカン、ユズ、杏、パパイヤ、枇杷、山楂、オリーブ、レモン、石榴、烏梅、サーモン、蜂乳、酢などが酸味の食物に該当する。日常生活で摂っている大多数の食物は甘味の食物であり、米・麦、野菜、家禽・魚・肉・卵などである。実際、酸味の食物はビタミンCを多く含むことが多いので、完全に避けるのではなく、適度に控えることが重要である。 北方の春は風が強く、気候が乾燥しているため、油っこい食物を控え、新鮮な野菜や果物を多く摂り、体内水分を補うべきである。また、「甘味で脾を健やかにする」という原則に基づき、大棗、山薬、蓮の実、豆類などの食物を適度に多く摂取することが脾胃の養生に有益である。以下に、脾を健やかにし、気を補う食療方を紹介する: 一、红枣蓮子粥 材料:红枣20粒、蓮子15グラム、米100グラム、水適量。红枣、蓮子、米を洗い、適量の水を加え、強火で沸騰させ、その後弱火で粥が完成するまで煮る。食用。 効能と主治:気を補い、脾を健やかにし、虚弱を補い、体を強化する効果がある。特に中高年で脾胃虚弱、食欲不振、消化不良、倦怠乏力、下痢などの症状がある人に適している。 二、薏米山薬粥 材料:薏米(薏苡仁)10グラム、山薬10グラム(新鮮な山薬50グラム)、米100グラム、水適量。作り方は红枣蓮子粥と同じ。 効能と主治:脾を健やかにし、湿を除き、肺・腎を滋養する効果がある。消化不良による下痢、下痢、全身の無力感、心悸気短などの症状がある人に適している。
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