蒸し暑い夏、養生に注意しないと「火気」(上火)を起こしやすいため、特に「火」を防ぐことに注意すべきである。 (一)「外火」、すなわち自然界の高温気温を防ぐ。対策としては、直射日光を避け、外出や作業時には日焼け帽を着用する。また、室内環境を静かで衛生的に保ち、換気・冷却を徹底し、「外火」が体内に侵入しないようにする。 (二)「内火」、すなわち人体の陰陽バランスが崩れて生じる内熱症を防ぐ。主に以下の4種類がある: 1.心火-心火は虚実に分けられる。虚火の主な症状は、低熱・盗汗・心悸・心烦・不眠・健忘・口乾・舌尖紅。虚火がある人は、蓮子と米の粥をよく飲むか、生地黄・麦冬などを茶として飲む。実火の主な症状は、繰り返す口腔潰瘍・口乾・小便短赤・心煩易怒・舌尖紅。実火がある場合は、導赤散または牛黄清胃丸で火を下げる。 2.臓火-乾咳で痰が少なく、粘り気がある。ときどき痰に少量の血が混じる。潮熱・盗汗・手足の裏が熱く、不眠・頬が赤く、口乾舌燥・声が嗄れる。臓火がある場合は、红枣と米を適量煮て粥として食べるか、沙参・冬麦を茶として飲む。 3.胃火-胃火も虚実に分けられる。実火の症状は、食欲旺盛・上腹部不快・口苦・口乾・便秘。胃に実火がある場合は、栀子・淡竹葉を茶として飲む。虚火の症状は、軽い咳・食事量少・便秘・腹張り・舌紅少苔。滋陰作用のある梨汁・甘蔗汁・蜂蜜などを摂取する。 4.肝火-主な症状は、血圧上昇・激しい頭痛・めまい・耳鳴り・目が乾く・口苦・口臭・易怒・肋部の張痛・烦躁・舌縁紅。龍胆瀉肝湯または龍胆瀉肝丸を服用する。 「内火」がある人は、薬物治療に加え、水分を多く摂取し、熱を下げ、体温を調節する。果物を多く食べ、炎症を抑え、暑さを和らげる。気持ちを落ち着かせ、焦らず、怒らず、火を消す。これにより「心静かにすれば自然涼しくなる」という状態を実現し、「内火」の自生を防ぐ。
|