不眠症は中高年者の代表的な疾患であり、入眠困難、容易に目覚め、再度眠りにつきにくい、重度の場合は徹夜を経験することもある。調査によると、45%以上の高齢者が不同程度の不眠症を抱えている。不眠が生じると、多くの人が医師に相談し、睡眠薬を服用するが、長期的に使用すると薬物依存性を引き起こす可能性がある。ここでは非薬物療法としての4つのセルフケア法を紹介する: 1. 仰臥位腹揉み 毎晩就寝前に仰向けに横になり、丹田(へその周り)に意識を集中させる。右手で脐の周囲を少しだけ力を入れて時計回りに120回揉む。同時に黙って数を数える。その後左手で逆時計回りに同様に120回揉む。筆者は20年以上継続しており、上半身の深い眠りに効果的である。下半身で再び眠れなければ、上記方法を各60回ずつ行うことで、睡眠に一定の効果がある。 腹揉みは腸管の蠕動を促進する。特に高齢者では消化機能が低下し、胃腸内のガスが倍増することが多く、大腸が膨張しやすくなる。腹を揉むことで大腸が刺激され、ガスが排出されておならが出るため、安心して眠れる。逆に腹を揉まなければガスが排出できず、大腸が膨張して眠りにくくなる。 2. 緑豆踏みマッサージ 緑豆500グラムを鉄鍋に入れて中火で炒り、熱さが残った状態で洗面器に移す。両足を洗い、乾かした後、洗面器内の緑豆の余熱を利用して足裏で踏み、揉みながら踏む。就寝1時間前から開始し、1回30分程度行う。 3. 涌泉穴の拍打 毎晩足湯の後に座り、右手の掌で左足の涌泉穴を120回拍打する。次に左手の掌で右足の涌泉穴を120回拍打する。拍打の強さは軽く腫れを感じる程度が適切。これにより不眠を解消し、安らかに眠れる。
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