頭痛は一種の症状であり、多くの疾患が原因となる。全身性疾患や局所的な病変(眼・耳・鼻・喉など)が原因となる。病院で関係する検査を行い、病因を特定した上で、原疾患の積極的治療を前提に、自己保健を強化し、病情の遅延を避けるべきである。ここでは、中医経絡理論に基づいた内功推拿を簡略化した経穴推拿法を紹介する。この方法は簡単で実行しやすく、以下のような疾患による頭痛に対して良好な効果がある。例えば、風邪による頭痛、偏頭痛、血管性神経性頭痛、高血圧性頭痛、筋緊張性頭痛、脳循環障害型頭痛、頸椎病型頭痛、神経衰弱性頭痛、精神緊張性頭痛など。 具体的な操作方法: 準備動作:患者は椅子に正座し、胸を内に引き、背中を伸ばし、呼吸を整える。 太陽穴の揉み:両手の手根部を太陽穴に当て、目を自然に閉じて、清々しく穏やかに揉む。上記のどのタイプの頭痛に対しても良好な効果がある。 風池穴の拿き:親指と人差し指、中指を組み、首の後ろの筋肉(発際近く)を挟み、上下・緊緩の動きで一握り一放りの拿きを行う。首に酸張感が出る程度まで行う。回数は自由に決め、一律に決める必要はない。左右手を交互に行うことができる。この方法は脳部の血行を改善し、脳組織への血液供給を強化する。 全頭穴の浴び:頭部には上星、頭維、百会などの経穴がある。これらの経穴を定期的に浴びることは、脳を健常にする効果がある。操作時は両手の指を広げ、前髪の縁から後髪の縁へと抹るように動かす。十本指で髪を梳くような感じ。手の強さは個人の好みで調整可能。局部が熱く・快適になる程度に。頭皮に痛みを感じない程度にする。回数は病情に応じて決定する。木製の櫛で手指の代わりに使用することも可能。この方法は脳部の血管の攣縮・けいれんを緩和し、痛みを軽減し、思考を明晰にする効果がある。 額・印堂穴の抹り:両手の人差し指を曲げ、親指を太陽穴に置き、人差し指の内側の曲面で、真ん中の印堂穴から眉毛の両側に分けて抹る。目は自然に閉じる。手の強さは「軽い中に少し重い」が最適。30回または適宜増やす。1日2回が目安。この方法は古来「分陰陽」と呼ばれる。抹った後、頭がすっきりし、目が明るくなり、めまい・頭痛の軽減効果がある。 合谷穴の拿き:合谷は手の甲、親指と人差し指の間の筋肉隆起部にある。手の動きは「拿き」「点按」を行い、明らかな酸張感が出るまで行う。1回10~15回、1日2~3回。この方法は俗に「虎口を拿く」と呼ばれる。この経穴を頻繁に拿き・点按すると、頭目を清め、あらゆる種類の頭痛を緩和する効果がある。 天柱穴の拿き:親指と人差し指で首の後部、斜方筋上部の天柱穴を拿き、往復5~10回ずつ行う。1日早晚各1回。この方法は高血圧による頭痛、頸椎痛による頭痛に対して良好な緩和作用がある。
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