風邪は秋冬や冬春の季節の変わり目に多く発生する。一般的に風邪は着冷によって引き起こされると思われがちだが、実際には着冷は誘因に過ぎず、真の原因はウイルスや細菌に「感染」することにある。正常人の呼吸器内には常在するウイルスや細菌が存在するが、体の抵抗力や呼吸器粘膜の保護作用により、これらは人との共存が可能である。しかし、子どもが着冷、過食、過労、驚愕などを経験すると、体の抵抗力が低下し、これらのウイルスや細菌が隙を突いて侵入し、病気を引き起こす。また、季節が寒くなると窓を開けないことが多くなり、室内空気が汚染され、細菌やウイルスの密度が高くなる。同時に、子どもが屋内で活動する時間が長くなり、感染のリスクが高まる。風邪予防の鍵は、体と呼吸器が寒冷空気に適応する能力を高め、細菌・ウイルスが呼吸器に侵入するのを防ぐことにある。寒い季節でも屋外活動を続け、子どもに過剰な衣類を着せず、室温も高すぎないようにし、耐寒力を鍛えることが重要。定期的に窓を開けて換気する。これは最も経済的で簡単かつ効果的な室内空気清浄法である。また、子どもの一日の活動にはメリハリを持たせ、食事の量にも配慮する必要がある。最後に親に提醒したいのは、子どもが風邪をひく場合、90%以上はウイルスが原因であり、抗菌薬はウイルス性風邪には無効である。無駄に抗菌薬を使わないよう注意。漢方薬は効果が良く、高熱の場合は解熱薬を服用し、白湯を多めに飲んで解熱を助ける。5歳以下の子どもにはAPC解熱薬を禁忌。カフェイン含有により、過度な興奮やけいれんを引き起こす可能性がある。細菌感染による風邪の場合は抗菌薬を使用するが、1種類で十分である。<風邪>
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