会社員の丁さんによると、初春になると常に眠気が強く、夜10時前には就寝しているのに、翌日出勤時にはあくびが絶えず、気力も湧かないという。なぜだろうか? 湘雅病院中西医結合研究所の梁清明教授は、中医の観点から説明する。「春は六気(風・寒・暑・湿・燥・火)の中で風を主とする。同時に湿気も多い。湿と風は気を消耗し、津液を傷つけるものであり、人をだるく、慢性的な倦怠感を引き起こす。」西洋医学的には、春は気温上昇に伴い、体の生理機能が季節や気温の変化に応じて調整される一時的な生理現象である「春困」である。春は気温が上昇し、体表への血流が増加するため、脳への血流が相対的に減少し、中枢神経系の興奮刺激情報が弱まり、昼長夜短の傾向も強まるため、眠気を感じやすくなる。 梁教授は、「眠気を感じたときは適度な小睡は必要であり、無理に我慢したり、過度に不安になる必要はない」と述べる。春困に対処するには、冷水で顔を洗い、高所に登って遠くを見渡すことが効果的である。また、風油精や清凉油などの香りを嗅ぐのも良い。さらに運動を強化することで、筋肉をほぐし、血行を促進し、脳を活性化できる。薬物の乱用は避け、コーヒー、濃茶などで症状を改善しようと試みるのも不適切である。食事面では、梁教授は春は身体にとって果物や野菜が必要不可欠であると強調し、これらを積極的に摂取すべきだと述べている。正しい調理によって、春困の状態は自然に消えるだろう。 著者:中南大学湘雅病院 謝明霞
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