健康は心にある 心の健康とは、あらゆる事物に対する認識、感情、欲求が、合理的で正常な心理状態にあること。意志が強く、積極的で、前向きで、妄想や無謀な行動をしないこと。心の健康は、身体衛生の主導である。 人の心理状態、すなわち精神的要因は、人体の健康に非常に重要な役割を果たす。正常な思考を保ち、高尚な思想道德を持つことで、個人の情緒が環境の影響や刺激を受けにくく、あるいは受けにくい状態を保つことが、心理保健の重要な側面であり、人体健康の重要な条件である。 古人は心理保健について多くの言及をしている。『内経・素問・上古天真論』には、「志閒而少欲、心安而不懼、形労而不倦」とある。これは、善に養生する者は、意志を安らかにし、欲を少なくし、心が安定すればどんなものにも恐れず、精神が清浄であれば真気が調和して流れると述べている。心理養生は実際には思想道徳上の修養である。人間として、心を欺かない、妄想をしない、廉潔な職務を守り、常に自分自身を反省し、検討し、煩悶な事から遠ざかり、高慢にならず、貪欲をしない。自知の明、知足常楽、他人に対して誠実である。こうした態度を取ることで、心は平静に保たれ、安然無恙となり、心境は安定して愉快になる。昔の人々は「煩悩は強出頭に由来する」と言った。強出頭とは、名利を争い、威圧的に振る舞うことである。強さを競うが、出頭できなければ煩悩が生じ、五志が過剰になり、心神が錯乱し、天を呪ったり人を恨んだりする。これは心が健康でない表現である。これを克服するには、継続的に心理的・道徳的な修養を積む必要がある。 人間は意識を持ち、思想を持ち、感情を持つだけでなく、非常に複雑な心理活動を持っている。人間は自然界に生きているため、複雑な社会界や自然界の変化に影響される。一人ひとりが完全な心理と身体を持ち、社会と大自然の中でうまく生きていけるだけの健全な人間と言える。
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