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得神と失神

得神と失神
『黄帝内経』には、「得神者昌、失神者亡」とある。昌とは、生机旺盛を意味し、亡とは生命の消滅を意味する。その鑑別点は、神があるか否かである。
所謂「有神」「無神」とは、主に精神状態の良し悪し、意識の明瞭さ、動作の協調性・俊敏さ、反応の鋭さなどの状態に表れる。目は「五臓六腑の精気の注ぐ所」であり、「神は心に蔵され、外に目によって現れる」とされているため、眼神の変化を観察することは、有神・無神を判断する重要な標識となる。
両眼が明るく、動きが活発で、視覚が鋭く、言語が明瞭であれば、これは「得神」とされる。逆に、眼光が晦暗で瞳孔が呆然とし、精神が萎靡し、反応が鈍い場合は「失神」とされる。失神は身体の正気(生命力)が損傷しており、病情が重く、予後不良を示している。現代科学的に言えば、「得神」とは心の健康、「失神」とは心の不健康、不衛生を意味する。心の衛生の主要基準は以下の通りである:
第一に、知能発達が正常であること。これは日常生活、学習、仕事を行う基本的心理条件であり、知能低下は人類において最も一般的な心理的欠陥である。
第二に、情緒が安定し、心情が愉快であること。情緒の安定は中枢神経系の活動が相対的に均衡していることを示し、心情の愉快さは身心活動が調和的かつ満足的状態にあることを意味する。
第三に、良好な人間関係を築くこと。人間は複雑な社会的分業と共生環境の中にいるため、人間関係の問題が自然に生じる。他人との交流を通じて良好な関係を築くことで、孤独感を軽減できる。
第四に、自らと客観環境を改造し、生存の需要に適応すること。適応とは、個体が生存の需要を満たすために周囲環境と調整作用を起こすことである。環境を改造して個体の生存に適応するか、あるいは自身を改造して環境の要求に適応する。心の健康とは、自らと客観現実環境との間に調和的統一を保つことを要求する。生活におけるさまざまな問題に対しては、良好な心态で現実に向き合い、冷静沈着かつ積極的に処理しなければならない。
第五に、積極的に労働や運動に参加すること。労働は、自分自身の存在価値や生活の意義を認識させる。

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