美味しい柑橘はがん予防に効く 柑橘類の果物にはフラボノイドが豊富に含まれており、これは柑橘果汁の良い風味と色合いを提供するだけでなく、優れた抗酸化物質としても知られており、長年人々に好まれてきた。ある研究では、柑橘に含まれるフラボノイドが培養液内で癌細胞を殺すことが判明したが、健康な細胞には影響がないことが確認された。 最近、科学者たちは柑橘フラボノイドが培養液内で癌細胞を殺す理由を解明した。これらのフラボノイドは特定の「サイコクロメイドP450酵素」を阻害する働きがあり、この酵素が「前がん物質」を活性がん物質に変換しているからである。 柑橘類に最も多く含まれるフラボノイドは「オレンジチン」であり、この物質はP450酵素の活性を阻害し、前がん物質が活性がん物質に変わることを防ぐ。この作用は医療界に大きな示唆を与えた。従来の化学療法は病変細胞だけでなく正常細胞にもダメージを与えるが、オレンジチンを応用すれば、化学療法の新たな道が開けるかもしれない。現代人の生活環境が汚染されていることを考えると、安価で手に入る柑橘類を積極的に摂取することで、がん物質の被害を回避できるだろう。
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