栗の香りが漂う季節、栗について 栗は別名「大栗」「板栗」「毛栗」とも呼ばれ、中国の特産品であり、外国人からは「人参果」と呼ばれている。栗は生で食べることもでき、菓子や料理、粥などにも加工できる。特に消費者に人気なのは、甘くて爽やかな糖炒栗(とうしょうりょく)や栗の鶏肉煮、栗の豚肉煮である。 中医学では、栗は甘く、温かく、無毒であり、「気を補い、脾を補い、腸胃を厚くし、腎を強め、筋を活発にし、血を止める」効果があるとされる。生でも熟しても、腰や脚の力が弱い、頻尿、逆流、便血、慢性リンパ節炎や頸部リンパ節核、脾胃虚寒による慢性下痢、腎虚による不妊などに効果がある。風干した栗の殻を炭に焼いて粉にし、蜂蜜で調合して水で溶いて飲むと、内痔出血に効く。一部の中医師は、栗の殻と夏枯草、丹参を組み合わせて急性頸部リンパ節炎や甲状腺腫大の治療に用いる。 栗は栄養成分が豊富だが、生栗も熟栗も、タンパク質、脂質、各種ビタミンの含有量はそれほど高くない。主成分は糖類(炭水化物)である。栗はエネルギー価が高いが、生栗は水分が多く含まれているため、栄養成分は乾燥栗や熟栗より相対的に少ないだけである。栗の糖類含量は高いので、補養のために栗を食べる際は過剰摂取を避け、特に糖尿病患者は血糖値の安定を損ねないよう注意が必要である。
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