毎年の大学入試が近づいてきました。受験生は勉強の負担が重く、脳が高度に緊張状態にあり、体のエネルギー消費が多く、食欲は低下しやすく、生活リズムが乱れると免疫力が低下し、病気にかかりやすくなります。したがって、この時期の食事栄養の管理は、学生の健康維持と脳の良好な状態を保つために極めて重要です。 では、受験期間中の食事はどう調整すべきでしょうか? 一、脳のエネルギー供給を確保する 脳のエネルギーは血液中のグルコースの酸化によって供給されます。正常人の血液100ml中のグルコース濃度は80~120mgで、80mg未満になると脳の興奮性が低下し、注意力不集中、反応鈍化、分析理解能力の低下が生じます。血糖値が低すぎると、めまい、動悸、冷や汗などの症状も出ます。血糖の主な源は食物中の炭水化物、つまり主食です。この時期は主食を多く摂るべきです。また、葡萄糖含量の多い果実、例えばブドウ、イチゴなどを多く摂ることもおすすめです。食欲が著しく低下する場合は、多維度グルコースを適度に服用してもよいでしょう。 二、十分なタンパク質を確保する タンパク質中のグルタミン酸は、脳の興奮・抑制のバランスに重要な役割を果たし、活発な脳細胞に不可欠なアミノ酸の一つです。タンパク質中のリシンは記憶力を強化する効果があります。報告によれば、青少年の食事にリシンを適度に加えると、身体発育と知能発育に良い効果があるとのことです。通常、中学生は1日あたりタンパク質70~80gが必要ですが、受験期間中は少し増やすのが望ましいです。動物性食品、例えば牛乳、卵、魚、肉のタンパク質が優れています。大豆タンパク質も高品質なタンパク質であり、豆製品を多く摂ることは非常に重要です。 三、適度な脂質摂取で記憶力向上を図る 脂質にはリン脂質とコレステロールが含まれます。リン脂質にはレシチンと脳リン脂質があり、いずれも脳の記憶機能に必須の物質です。リン脂質は三リン酸アデノシン(ATP)の主要成分であり、ATPは脳細胞のエネルギー代謝に不可欠な高エネルギー物質です。リン脂質には豊富なコリンが含まれており、コリンはアセチルコリンの重要な成分です。アセチルコリンは記憶に不可欠な物質です。コレステロールも脳活動に必要な物質であり、中学生にとっては欠かせません。したがって、脂質食品を適度に摂ることは青少年にとって悪いことではありません。ただし、高脂血症や肥満の青少年は注意が必要です。リン脂質は主に動物性食品に多く含まれ、牛乳、卵、動物肝臓、レバー、豆製品などにあります。 四、栄養のバランスを整える 受験期間の食事は上記の三点に加えて、栄養のバランスを意識することが重要です。つまり、毎日の食事に多様な主食を一定量確保し、豊富な副菜を組み合わせる必要があります。また、食事衛生にも注意し、胃腸炎などの感染症を防ぐ必要があります。
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