83歳の日本老人が、自身の健康法をまとめた。「人の生命は炉の火にたとえられる。風に吹かれていたら、当然早く消える。しかし、屋内に移して守り、火を小さく、ゆっくりと燃やせば、生命は当然長くなる。」 この説明は一見理にかなっているように思える。しかし、どうすれば体の中の炉の火をゆっくりと燃やせるのか?運動しない?食事を減らす?代謝を減らす?どれも正しくない。理論的にはいいが、実践は難しい。 もし「炉の理論」が理解しやすいが実行しにくいのであれば、高齢者にとって理解しやすく実行しやすい別の理論はないだろうか? 中医の「陰」と「陽」の理論を試してみよう。 著名な中医専門家朱丹溪は有名な言葉を残している。「人体は『陽常有余、陰常不足』である。」 陰・陽の理論は高齢者には難しく感じるかもしれないが、実際は簡単である。一般的な考え方は、陰は水に似ており、静に属する。陽は火に似ており、動に属する。目に見える生命の活力や動的な状態は陽に属する。しかし、本当に生命の活力を支えている内在的な要素は陰に依存している。五臓に具体的に当てはめれば、各臓器には陰・陽の属性がある。皆が聞いたことがある「陰虚则陽亢、水衰則火熾」という言葉は、陰と陽の関係を表している。 中医における陽とは、目で見られるものが多い。もちろん、養生と長寿と密接に関係している。目に見えるものは確かに重要だが、目に見えないものが目に見えるものを支えている。目に見えないものが、目に見えるものより重要なのだ。 長寿の老人は多くが心穏やかで気静であるが、病気の老人は気躁で神疲である。あなたは表面の情緒だけを見ているが、いったい何がその人の情緒を支配しているのかは見えない。中医は言う。「五臓が調和し、神が安らかでいなければいけない。」五臓は目に見えない。五臓の陽が亢進すれば、その老人は火が強い。陰陽が平衡していれば、その老人は健康である。 実際、年齢が増すにつれて、人体の「陰」の部分は「陽」の部分よりも早く劣化する。したがって、陰を守ることが高齢者の養生と延命の鍵である!
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