オーストラリアの研究者らは、1日6時間以上オフィスの机に座る男性は、1日45分未満しか座らない男性に比べ、肥満率が2倍高いことを発見した。女性はオフィス内でよく歩くため、同様の危険に晒されない。クイーンズランド大学の研究者らは、オーストラリアのフルタイム勤務者1500人以上のデータを収集し、体重指数(BMI:身長と体重の関係で肥満・過体重を判定する指標)、性別、職業、休日の活動、仕事中の座り時間などを比較した。調査結果によると、勤務者の平均座り時間は3時間以上。男性は平均209分、女性は189分。四分の一の勤務者が1日6時間以上座っている。研究では、男性においては座る時間と肥満・過体重のリスクの間に明確な関係があることが判明したが、女性ではそうではない。座る時間が長い人ほど、肥満(BMI25以上)の可能性は68%増加した。研究者らは、男性は女性より1日平均20分多く座っているため、男女間の肥満率の大きな差が生じていると述べている。年齢、職業、休日の外での活動時間などを調整しても、この結果は変わらず、つまり、仕事中に座っている時間が長い男性ほど、肥満になりやすいが、女性にはそのような関連性は見られなかった。
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