酸味を控え、甘味を増やすことで脾の気を補う 「春眠不覚曉」。春期はいつも疲労感を感じやすく、「春困」と呼ばれる。唐代の薬王・孫思邈は「春は酸を省き、甘を増やすべき。脾の気を補い、春困を予防する」と述べた。よって、春期は酸味の食品を控え、肝の過剰を防ぐべきである。一方、甘味の食品は脾に属し、脾の気を補う効果があるため、積極的に摂取すべきである。ただし、寒涼・脂ぎった粘り気のある食品は避けるべきであり、脾を傷つける恐れがある。 食事の油分は、食後疲労を引き起こす 油分の多い料理は、食後疲労感を引き起こす。体温・血糖値が低下し、気分が落ち込み、仕事効率が低下する。よって、春期の食事は清淡(さっぱり)を基本とすべきであり、大棗、蜂蜜、鍋巴(焼き餅)など、脾を補う食品を適度に摂取するとよい。野菜としては、ネギ、ニンニク、葱、山薬、ほうれん草、荠菜(キキョウ)などが多く選ばれる。これらの野菜は、人体に必要な各種ビタミン、食物繊維、無機塩、微量元素を豊富に含んでいる。 タンパク質を十分に摂取して精力を高める 次に、十分なタンパク質を摂取すべきである。タンパク質はさまざまなアミノ酸から構成されているため、十分なタンパク質摂取は精力の向上に役立つ。タンパク質を豊富に含む食品には、卵、魚類、エビ、牛肉、羊肉、鶏肉、ウサギ肉、豆製品などがある。 果物を多く食べてミネラルを補う また、果物を多く食べたり、果汁を飲んだりすることで、ミネラルを補うことができる。果物にはカリウムが豊富に含まれており、カリウム不足は体の衰弱や集中力の低下を引き起こす。グレープフルーツ、オレンジ、バナナ、リンゴなど多くの果物にこのミネラルが含まれている。湖北省中医院内科教授朱明方は、春期は白酒を控えるべきだと特に注意喚起している。アルコールを乱飲すると、昏睡状態になり、実際には人体の正常な睡眠を妨げている。さらに、アルコールは利尿剤としても働き、脱水を引き起こし、体力と精力に悪影響を及ぼす。
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