高脂血症は中医では痰症・眩暈・心悸・胸痹などの範疇に属する。眩暈・胸苦しさ・空腹時の血漿脂質(トリグリセリドおよびコレステロール)の上昇(一部の症例では臨床的症状がない)などが臨床的特徴である。 本病の外因は長期間にわたる膏粱厚味・肥甘な食事であり、内因は高齢者の虚弱や先天不足による腎の陰陽不調である。病機は肝腎の虚損・痰瘀の内阻である。 脂質が多すぎると、「血稠」が血管壁に沈着し、徐々に小さな斑塊(いわゆる「動脈硬化」)を形成する。これらの「斑塊」が増加・拡大し、徐々に血管を塞ぎ、血流が遅くなる。重度になると血液の流れが遮断される。これが心臓に起こると狭心症を引き起こし、脳に起こると脳卒中を引き起こす。眼底血管に起こると視力低下・失明を引き起こす。腎臓に起こると腎動脈硬化・腎機能不全を引き起こす。下肢に起こると肢体の壊死・潰瘍を引き起こす。また、高脂血症は高血圧を引き起こし、胆石症・膵炎を誘発し、肝炎を悪化させ、男性の性機能障害・認知症を引き起こす可能性がある。 高脂血症の治療は降脂薬の使用に加え、薬膳でも脂質を下げる効果がある。 1. 素烩三菇 効果:脂質・血圧降下、がん予防。 材料:冬菇・蘑菇・草菇各25g、若玉米笋片50g、新鮮スープ適量、粉澱粉・調味料少々。 作り方:冬菇・蘑菇・草菇を水で戻し、洗ってから油で炒め、その後新鮮スープ・若玉米笋片を加えて煮る。熟したら粉澱粉と調味料(塩・味の素など)を加え、炒めれば完成。 使い方:副菜として食べる。 2. 双耳炒豆腐 効果:気血補充、脂質・血圧降下。 材料:木耳15g、高品質の生豆腐300~500g、銀耳15g、肉汁適量、豆腐乳・胡椒粉・香菜・油・塩・味の素少々。 作り方:1. 木耳・銀耳を水で戻し、洗って雑物を取り除き、油で軽く炒める。香菜を洗ってみじん切りにする。2. 豆腐を洗い、2cm角に切り、油で豆腐乳と一緒に炒め、その後木耳・銀耳・肉汁・香菜・胡椒粉・塩・味の素を加えて煮詰める。 使い方:副菜として食べる。 3. 三七首烏粥 効果:心臓強化、脂質・血圧降下。 材料:三七5g、何首烏30~60g、お米100g、紅枣2個、白糖適量。 作り方:1. 三七・何首烏を洗い、砂鍋に入れて濃い汁を煎じる。2. お米・紅枣・白糖を砂鍋に入れて適量の水を加え、最初に薄粥を煮る。その後薬汁を加え、そっと混ぜ、弱火で沸騰させ、粥がねっとりと粘りが出たら火を止め、蓋をして5分間蒸らす。 使い方:朝夕、温かいうちに一口に飲む。鉄鍋で煮てはいけない。 4. 山楂荷澤茶 効果:脂質・血圧降下。 材料:山楂15g、荷葉12g、澤瀉10g。 作り方:上記3種を細かく刻み、水で煎じるか沸騰したお湯で浸して濃い汁を取る。 使い方:1日1回、お茶代わりに飲む。山楂は生で食べたり、粥にして食べてもよい。
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