春は立春から始まり、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨の6つの節気を経て、立夏の前日まで続く。春は陽気が発生し、大地が蘇り、万象が更新され、生命が溢れる一年で最も良い季節である。しかし、春はインフルエンザ、流行性脳炎などの感染症の高発生期でもあり、狭心症、胆石症、肝炎、精神疾患も春に再発しやすい。俗に「一年の計は春にあり」と言う通り、春の健康ケアをしっかり行い、一年の健康の基礎を築く必要がある。 暖かくなっても、寒暖の変化に注意する 早春は寒暖の交替が激しく、天気は予測不能で、朝は晴れて風が吹き、春の暖かさを感じるが、午後や夜には突然寒風が吹き、寒気が襲い、気温が急激に下がり、雪が舞うこともある。冬期に寒さを避け、大部分の時間室内に滞在していたため、外の環境への適応能力が低下しており、初春の急激な気温変動に対処できない。また、春は各種細菌や微生物が繁殖・復活する時期であり、感染症が広まりやすい。 早めにコートを脱ぎすぎると、寒気が隙間から侵入する。寒気は肺を傷つけ、人体の皮膚はすでにゆるみ始め、寒邪に対する抵抗力が弱まっているため、流行性インフルエンザ、急性気管炎、肺炎などの呼吸器系疾患にかかりやすくなる。これらの疾患は細菌やウイルスに関係しているが、適切な予防策、つまり「春捂(はるぶ)」を正しく行い、体質を強化すれば、発症のリスクを減らせる。 生活習慣を整えて春困を防ぐ 「春眠暁を覚ず」というように、春は眠りが深く、朝もなかなか起きられない。昼間もだるさや眠気を感じ、精神が萎え、これが「春困」と呼ばれる現象である。なぜ、生命力が溢れる春なのに春困が起こるのか?それは、春の気温上昇により、皮膚や筋肉の微小血管が緩慢に拡張し、血流が遅くなり、体表への血流量が増え、脳への血流量が相対的に減少するためである。中枢神経系の興奮性刺激情報が弱まり、抑制機能が相対的に強くなるため、「春困」が生じる。 「春困」が仕事や生活に影響しないようにするため、克服する努力が必要である。第一に、生活習慣を整えること。第二に、運動を強化すること。毎朝公園や田畑で早朝運動を行うこと。第三に、バランスの取れた食事。新鮮な野菜や果物を多く摂ることで、「春困」の予防に効果的である。 春の散策旅行で気分を高める 陽春三月、風光明媚、万物が更新され、生命が溢れる。この春の良き季節に、都会の喧騒から離れ、自然のなかに身を置き、郊外を散策したり、山登りをしたり、のんびりと景色を楽しむのは人生の喜びである。春の空気は非常に新鮮で、空気中の負イオン含量が極めて高い。空気浴や日光浴に最適であり、免疫力を高め、気分を昂揚させることができる。太陽光や新鮮な空気を多く取り入れることで、呼吸・循環器系が鍛えられ、心肺機能が改善される。中枢神経系が調整され、思考能力が向上する。胃腸の蠕動運動が促進され、食欲が増進し、消化機能が改善される。足の筋力が増し、関節がより柔軟になる。 花粉に注意してアレルギーを防ぐ 春は多くの花粉が飛散する時期である。一部の人々は花に触れただけで花粉アレルギーを発症し、軽い場合は目のかゆみ、鼻づまり、鼻水などの症状が現れるが、重度の場合は気管支喘息、アレルギー性皮膚炎、喉頭浮腫、蕁麻疹、神経血管浮腫などの疾患を引き起こすことがある。 現代免疫学によると、正常な人体には、外来物質(抗原)が体内に入ってきたときに、免疫リンパ球が免疫グロブリン(抗体)を産生し、抗原を中和または分解するという生理的な防御反応がある。アレルギー体質の人は、この免疫反応が本来の範囲を超えて強くなり、体の正常な細胞・組織・臓器を傷つけ、局所的または全身的な機能障害を引き起こし、アレルギー疾患を発症する。そのため、アレルギー体質の人は春の旅行時に長袖の衣類や靴下を着用し、風防鏡やマスクを着用し、花が咲いている場所を避けるべきである。花粉アレルギーが発症した場合は、速やかに医師に診察を受け、医師の指導のもとアレルギー治療薬を服用する
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