中国の伝統的な食文化には「薬食同源」という考えがある。多くの人がいつの間にか当帰、枸杞などを取り出して、自分用の滋養湯を作り、体を補っている。多くのレストランも薬材を加えた料理を販売しており、値段も高額だが、「薬膳」という看板を掲げているため、人々はそれに惹かれる。 薬膳は普通の食品ではない。しかし、現在多くの一般家庭では、薬材についての知識を一部だけ理解しているだけで、自分の体の状態を把握していないまま、薬材を含む食品を勝手に食べ、それが「薬膳」と思っている。これは非常に非科学的である。中医は「弁証論治」を重視するが、これも薬膳に適用される。どのように食べるかは、個人の体質、疾患、年齢、職業、外部環境などに大きく影響され、個別化、季節化、疾患化、地域化、時期化を考慮しなければならない。また、摂取量も重要である。人参が大補であると思い、一度に半斤(約250グラム)食べてしまうと、体を傷つけてしまうことがある。そのため、薬膳を摂取する前に、まず自分の問題点を明確にすることが必要である。すべての病気が薬膳で治せるわけではない。例えば勃起機能障害の場合、多くの人が「薬膳で補えば治る」と信じているが、実際には原因は多様で、心理的原因によるケースも多い。単に薬膳を摂取しても治らない。 実際には、栄養とバランスの配慮こそが食事において最も重要な要素である。 体を調えるために食事を利用する場合、科学的な認識を持つべきである。つまり、「薬膳」という概念に過剰に注目せず、食物の栄養バランスに注目すべきだ。例えば、北方の「大豊収」が人気があるのは、新鮮な野菜だからである。しかし、大豊収の中のキュウリには一種の酵素が含まれており、ビタミンCを破壊する。この例は、食物の栄養成分と組み合わせ方が最も重要であることを示している。
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