医学研究者らの研究によると、トマト食品を摂取することで子供の免疫力が向上し、下痢による死亡率が低下する。 台湾大学医学部の研究者らの調査では、2週間連続でトマトジュースを摂取した後、体内のトマト紅色素(リコピン)が顕著に上昇し、Tリンパ球の免疫機能も強化された。別の実験では、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)陽性の子供の血液中のリコピン量が、正常の子供よりも顕著に低いことが判明した。 研究者らは、西アフリカ諸国の栄養不良の子供たちの血液中のリコピン量が顕著に低いと報告している。外国研究者らは、スーダンの子供たちがトマト食品を摂取する量と下痢による死亡率、呼吸器疾患の罹患率との関係を18ヶ月間調査した結果、トマト食品を摂取または補充した子供たちは、摂取していない子供よりも成長が早く、栄養不良の問題が少なく、死亡率は0.13%低下した。トマトを摂取した子供の下痢による死亡率は45%減少し、発熱による死亡率も低下し、呼吸器感染症や麻疹などの疾患の発症も減少した。 研究者らは、トマトにビタミンAを生成する類胡萝卜素が含まれていると分析している。過去の研究で、ビタミンAを補給することは、下痢の発生率と死亡率を効果的に低下させ、下痢期間を短縮する効果があることが確認されている。
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