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白胡椒は胃を温め、黒胡椒は腎を補う

胡椒は日常的に使われる調味料であり、一定の薬効を持ち、食療としても効果がある。しかし胡椒には白と黒の2種類があり、それぞれ異なる料理に適しており、栄養価や効能にどのような違いがあるのか?
全体的に見て、胡椒は高温で長期間湿潤な地域に生育するため、性味は辛くて熱い。したがって、温中散寒、鎮痛の効果が強い。南に近い地域で育った胡椒ほど、性質がより温熱で、南方の陽熱気を十分に吸収しているため、海南産の胡椒は最も温熱効果が強い。
白胡椒は薬用価値がやや高く、調味効果はやや劣る。味は黒胡椒よりも辛辣で、寒を散らし、胃を健進する効果が強い。肺寒痰多の人は、白胡椒を羊肉汁に加えることで肺を温め、痰を化すことができる。腹痛を繰り返す人がいるが、これは腸胃虚寒によるものである。このような場合、肉を煮る際に人参、白朮を加え、さらに白胡椒を調味料として加えることで、寒を散らすだけでなく、脾胃を温補する効果も得られる。普段の冷菜を食べる際も、白胡椒の粉を加えると、冷えを防ぐことができる。
中医では、黒い食品は腎に属するとされるため、黒胡椒は脾腎を温補する効果が顕著であり、脾腎虚寒による「鶏鳴瀉」(朝早く下痢を繰り返す状態)の治療に使える。方法は、前日夜に黒胡椒を調味した肉汁を飲むことである。黒胡椒を使った料理には注意点が2つある:
1.肉類と一緒に煮る時間は長すぎないようにする。黒胡椒には揮発油が含まれており、長時間加熱すると独特の香辛味が蒸発してしまう。
2.高温で調理すると胡椒の風味がより濃厚になるため、鉄板料理などに向いている。
胡椒は熱性が強いので、摂取すると体内の陽気が発生しやすくなる。そのため、一度に多く食べるのは避け、0.3~1グラム程度が適切である。また、炎症や上火の状態の人は一時的に胡椒を避けるべきであり、そうでないと火がさらに強まり、気を傷つける可能性がある。

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