「冬令進補」は人々に広く知られているが、「夏季進補」については疑問を抱く人も多い。しかし、適切な方法を取れば、夏季の進補も必要である。中医では、夏に汗を多くかくと陽気が傷つき、津液が失われすぎると陰気が損なわれる。また、昼が長く夜が短いため睡眠時間が相対的に不足し、体は「虚証」の症状を示しやすくなる。進補には薬補と食補がある。中医养生の原則に従えば、夏は鴨・雁などの性寒な食品を食べることが推奨される。気陰虚の場合は、甘寒で陰を補う食材を適度に使う。陽虚の場合は、牛肉・羊肉などの温中益気の食材を選ぶのがよい。以下に2つの薬膳を紹介する。薬膳とは、薬材と食材を調理して作る、食療効果を持つ美味な料理である。 一、沙参老鴨湯 沙参(しゃしん)は別名「白参知母」「羊乳」とも呼ばれ、微苦で性寒、無毒。血積気を除き、熱を除き、中を補い、肺気を補い、胃・脾・心・腹痛を治療し、結熱邪気を解く。鴨は別名「凫(ふ)」で、味は甘く「大寒無毒」。気虚・寒水・浮腫を治療する。主材料:老鴨1匹、沙参50g。老鴨を切り分け、沸騰水中で飛水(初めに茹でる)し、油で炒め、調理酒を加えて香りを出す。その後、浸水した沙参を清潔な布袋に包み、老鴨と一緒に小火でじっくり煮込む。鴨が柔らかくなったら、調味料を加え、完成。食用可。 効能:中を補い、臓器を安定させ、瘀血を消し、驚悸を鎮め、火を清め、熱を解く。 二、十全大補湯 党参、灸黄芪、炒白術、酒白芍、茯苓各10g、肉桂3g、熟地、当帰各15g、炒川芎、炙甘草各6g、猪肚250g、猪肘250g、生姜30g、葱、黄酒、花椒、食塩、かつお節適量。 1. 上記の薬材を清潔な布袋に入れ、口を縛っておく。 2. 猪肘、猪肚、薬材袋を同時にアルミ鍋に入れ、適量の水を加え、葱、生姜、花椒、調理酒、食塩を加え、強火で沸騰させ、その後弱火で煮込む。猪肚が柔らかくなったら、切り分け、湯に投入し、薬材は取り除く。 3. 食用時、湯と猪肚を碗に盛り、朝晩各1杯ずつ飲む。風邪・感冒時は服用しない。 「双補气血」は、気血両虚、長期の病気による虚弱体質に適している。<食療薬膳>
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