女性が経期前後または経期中に、下腹部および腰部の痛み、甚だしくは劇痛に耐え難い状態が生じ、顔色が蒼白、手足が冷たくなるなどの症状を伴い、月経周期に従って発症するものを生理痛(経行腹痛)という。本症は原発性と続発性に分けられる。原発性生理痛とは生殖器に明らかな器質的病変がない状態での経行腹痛であり、月経初潮または初潮直後に多く見られ、未婚または未妊の女性に多い。体質虚弱、慢性疾患、精神的緊張、感覚過敏などが原因となるものは続発性生理痛に属する。原発性生理痛の場合、マッサージ法による自己マッサージを継続的に行うことで、経行腹痛を軽減または消失させる効果が得られることがある。具体的な操作手順と方法は以下の通り: 仰臥位を取る。右手の掌で下腹部に掌摩法を行う。右下腹部から始め、上に摩り、へそと水平になるまで。その後左へ移動し、左へそ傍まで。再び下に摩り、中極穴まで。そして右下腹部に戻り、この動きをゆっくり繰り返す。約10分間行う。その後、片手の親指の指端の桡側偏峰を使って気海、関元、中極などの穴を各2~3分間押し、次に両手の親指または中指の指端の羅紋面を使って両側の血海、陰陵泉、三陰交などの穴を各2分間按揉する。次に俯臥位に移る。両手の指をそろえて、末節の指腹で両腎俞および八髎穴を反復按摩し、局所に熱感が感じられるまで行う。その後、座位に移り、両手掌で両側の脇を3分間按摩する。手法を終了する。
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