マッサージ「十術」は我国古代の養生保健法の一つであり、体のあらゆる部位を優しくマッサージすることで、気を巡らせ、血を活発にし、病気を除き、体を強化する目的を達成する。 一術:運元 右手で囱門、左手で枕骨を各36回回転マッサージする。その後、両手をこすり熱くし、両目の隅を36回環状マッサージする。 二術:補腦 両手掌を頭の前面(前額)に置き、55回回転環状マッサージする。 三術:拭目 指腹で両目の周囲を各36回マッサージする。次に指で眼球を軽く押さえ36回。涙が出るくらいまでマッサージする。長期間行うと、70歳になっても目が見えにくくなることはなく、灯の下でも読書ができる。 四術:駐顔 両手掌を頬骨に当て、36回環状マッサージする。次に前額から下に軽く押しながら顎まで36回押す。 五術:明堂 胸骨剣突下の胃脘部からへその上までが明堂。両手掌を上下に配置し、心臓・胃部を36回回転按揉する。次に両手を胸前で交差させ、両乳を36回マッサージする。その後、両手で背中の脊柱両側を上から下まで36回按揉する。最後に両手を明堂に戻し、再び36回按揉する。 六術:扶膂(脊柱) 両手掌を両後腰に置き、55回環状マッサージする。次に空拳で腰臀部を叩く。両手を胸前で交差させ、両肩井穴(両手を胸前で交差し、中指先端の下)を点按する。次に大椎(首の後ろ第7頸椎棘突起下)および督脈経穴(身柱:第3胸椎棘突起下、命門:第2腰椎棘突起下など)を上から下まで点按し、尾骨尖端の長強穴(尾骨尖端と肛門の線の中点)まで行く。各椎体の下に点按し、黙って数える。 七術:舒臂 両腕を前方に伸ばし、36回腕を回転させる。次に両手を交差させ、互いに肩を抱き、肩部を36回按揉する。最後に両手を互いに肘部に抱き、36回按揉活動を行う。 八術:息踵 両手掌を膝部に36回按揉する。次に両手で心、腘窩、内外踝などを互いにこすり合わせ、各55回。最後に会陰部を軽く36回こする。 九術:啓 両手掌で外耳道を36回軽く押さえる。次に手で耳を覆い、指で後頭部を叩き、「天鼓鳴らし」を36回行い、同時に上下の歯を36回噛み合わせる。 十術:嗽泉 両手で顔の上下の歯茎を軽く押さえ、歯根を36回マッサージする。次に舌先を口内で時計回り・反時計回りに36回回転させる。最後に歯を36回噛み、唾液が口いっぱいになったら、ゆっくりと丹田に意念を送り込む。
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