マッサージは我国で2000年以上の歴史があり、神経機能を調節し、血流を促進し、体の抵抗力を高め、筋肉を緩め、炎症を消し、瘀血を散らし、痛みを和らげる効果がある。以下に二十九のマッサージ法を紹介する。 1、頭部洗い 両手の掌を前額に当て、やや力を入れて下顎までこすり、次に耳の上へと返して頭頂部を軽くこすり、再び前額に戻す。これが1回となる。合計10回行い、その後指先で頭全体の髪の生え際を均等に軽く揉み10回行う。百脈を調和させ、气血を衰えさせず、顔色を紅潤に保ち、しわを減らす効果がある。 2、攒竹叩き 親指の曲がった部分を使って、左右の攒竹穴(眉の付け根の凹み)を交互に叩く。各穴15~20回、力加減はわずかに不快感を感じる程度とする。額痛、目の張り、視力疲労の回復に効果がある。 3、目を回す 正座し、両眼を左に5回回転させ、その後少し前に注視し、次に右に5回回転させ、再び前を注視する。視力保護には非常に効果的である。 4、睛明点按 両手の食指で、左右の睛明穴(目の内角上方0.1寸)を15~30秒間点按し、わずかに不快感を感じる程度とする。目の痛みを止める効果と視力を明るくする効果がある。 5、まぶたを揉む 両手の親指で両目の上まぶたをそっと押さえ、その後時計回り・反時計回りに20回ずつ揉む。目の痛みを和らげ、視力を明るくする効果がある。 6、太陽を押す 両手の食指の先端を両側の太陽穴に当て、時計回り・反時計回りに10~15回ずつ揉み押す。頭痛を止めて脳を覚醒させる効果がある。 7、歯を叩く 口を軽く閉じ、上下の歯を軽く20~30回叩く。歯のぐらつきや脱落を防ぎ、消化機能を促進する効果がある。 8、鼻背を磨く 親指の背側を使って、両側の鼻背を強くこすり、局部が熱くなるまで続ける。通気を促し、風邪予防に役立つ。 9、乾洗顔 両手の指をそろえて、額から顔面にかけて20~30回こすり下ろす。脳を覚醒させ、血圧を低下させる効果がある。 10、仮の梳き髪 両手指の先端を頭皮に触れさせ、額から後頭部、頭頂部から側頭部へと梳くように動かす。頭部に温かさを感じる程度にする。目を覚ませ、痛みを和らげ、血圧を低下させる効果がある。 11、天鼓鳴らし 両手の掌を耳孔にしっかり押し当て、中指で後頭部を10回軽く打ち、その後掌で耳孔を覆い、指先で後頭部を固定したまま、突然離す動作を10回繰り返す。最後に両手の食指を耳孔に挿入して3回回転させ、その後突然離す。これが1回となり、合計3~5回行う。脳を覚醒させ、記憶力を強化し、聴力強化、耳疾患予防に効果がある。 12、胸脯を揉む 両手の掌を両乳の外上方に当て、時計回り・反時計回りに10回ずつ回転揉み。血流を加速し、胸筋の疲労を軽減する効果がある。 13、肩筋をつかむ 右手の親指・人差し指・中指で左肩筋を挟み、左手で右肩筋を挟み、交互に10回ずつ行う。肩をほぐし、疲労を解消する効果がある。 14、膻中を点按 親指の腹で両乳頭の中央点(膻中穴)をやや力を入れて押さえ、約30秒後に急に離す。これを5回繰り返す。胸を広げ、気を順らせる、鎮痛、喘息を止める効果がある。 15、華蓋を蘇らせる 正座し、心を静め、深く息を吸い、ゆっくり吐き出す。これを10回繰り返す。老廃物を排出し、新鮮な空気を取り入れ、肺を健康にし、呼吸機能を改善する効果がある。 16、胸廊を広げる 両手の指をわずかに広げ、両側の胸壁に置き、指先を肋間から内側から外側へ滑らせる。10~15回繰り返す。胸を広げ、気を順らせる、咳や喘息を止める効果がある。 17、大腸を舒解する 片手を腰に当て、他方の手を五指を広げ、指先を下に向けて、心窩から脐の両側へ下腹部へ、さらに右へ上昇し右肋下へ至り、左へ戻す。大腸の走行方向に沿って10回擦り揉む。大腸を疏通し、消化を促進し、便秘予防に効果がある。 18、陰陽を分ける へその中心に両手の虎口を向かい合わせ、へその左右に平らに置き、両手を内側・外側に揉み撫でる。合計10回。気を順らせ、膨満感を解消し、消化機能を向上させる効果がある。 19、環跳を揉む 座位または立位で、左親指の先端で左側の環跳穴(大腿骨大転子と尾骶管裂孔の線の外1/3部)を揉み、次に右手親指の先端で右側の環跳穴を揉む。交互に10回ずつ行う。経絡を通し、筋肉を強化し、足を丈夫にする効果がある。 20、腰眼を擦る 両手で腰眼をしっかり押さえ、力を入れて尾骨部まで下に擦る。左右の手を交互に上下に動かし、合計30回。腰を丈夫にし、腎臓を強化し、腰痛予防に効果がある。 21、両手を振る 両腕を自然に下垂させ、前後に30~50回振る。肩・腕・手首・指関節をリラックスさせ、血流を促進し、手の機能を強化する効果がある。 22、両肩を叩く 両手を空拳にして、対側の上肢の肩から手首まで20~30回叩く。経絡を通し、関節を柔軟にし、関節炎や手の痛みを防ぐ効果がある。 23、十指を押しあえる 両手の掌を合わせ、左右の指を全力で押し合う。10回行う。指関節を動かし、手の機能を促進する効果がある。 24、虎口を捏ねる 右手の親指・人差し指で左手の虎口を捏ね、次に左手の親指・人差し指で右手の虎口を捏ねる。各10回行う。手の機能を向上させ、頭面部疾患の治療に効果がある。 25、膝を回す 両手の掌を両膝にしっかり押さえ、まず外回りに10回、次に内回りに10回回す。風を追い払い、関節を柔軟にし、膝の機能を強化し、関節炎予防に効果がある。 26、太ももを擦る 片方の太ももの付け根を両手でしっかり抱え、力を入れて膝まで下に押さえ、その後太ももの付け根まで戻す。合計20回往復する。関節を柔軟にし、太ももの筋肉を強化し、腿の病気予防に効果がある。 27、腓腸を揉む 両手の掌で片方のふくらはぎを挟み、それぞれ30回回転揉み。血流を促進し、筋力を強化する効果がある。 28、跟腱を掐る 親指と人差し指で跟腱を掐る。片側20回。足の機能を改善し、下半身の疲労を和らげ、足の力強化に効果がある。 29、足底を擦る 両手を温め、足底を左右80回ずつ擦る。虚火を導き、肝を和らげ、視力を明るくする効果がある。
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