気功と房室养生 我国の歴代房室養生家は、気功導引の重要性を強調し、気功が老化や性機能の低下を延ばし、性機能障害を治療できると信じていた。実践により、気功は性機能に健康効果をもたらすだけでなく、練功過程で性交のような快感が生じることも確認されている。ただし、気功が何でも治せる、あるいは「功法無邊」といった誇張は誤りである。 古人は、気功が房室養生に効果を発揮するのは、体内の古い「老朽化の宿気」を吐き出し、天地の「長寿の新気」を吸収し、人体内部の物質交換を完成するためである。すなわち「善治気者、宿気夜散、新気朝聚、以徹九竅而実六腑」により、全身の五臓六腑の気を更新する。練功時に感じる「気」とは、呼吸調整によって感知する空気だけでなく、精神活動を調整するために自ら作り出した誘導物、すなわち精神活動を静寂な状態に導く意念である。脳の注意力が特定の意念に集中すると、他のすべての精神活動は相対的に静止する。そして「気」や意念に集中する脳組織は、単調で反復的な運動により徐々に抑制される。長期的に練功することで、脳は自然に平静な状態に入ることができ、人体のすべての機能が待機状態となり、利用可能になる。したがって、房室養生の気功導引は、体を強化し、寿命を延ばし、病気を予防・治療する効果に加え、性機能の調節・保健・治療効果もあり、性交時間の延長や男女双方の充分な性満足・性愉悦をもたらす。 気功練習は全体的で全情報療法であるため、練功中に「調身」「調息」「調心」を重視すべきである。①調身:練功時の身体姿勢の調整。さまざまな気功には身体姿勢の一定の要求がある。基本的には、身体各部位が自然にリラックスした状態になること。呼吸や精神をリラックス・静寂に導くためである。リラックスとは、筋肉だけでなく、精神のリラックス、脳の静寂、あらゆる雑念の排除を意味する。身体姿勢が自然にリラックスし、脳が静寂になり、精神が緩やかになれば、呼吸や意念も自然に流れる。 ②調息:練功時の呼吸調整。呼吸調整は気功練習の最重要要素である。主に胸式呼吸を腹式呼吸に変え、浅い呼吸を深くし、呼吸を均一で長く、呼吸間隔をできるだけ長くする。すなわち「息必深而久、新気易守」「深息以為壽」。これにより肺活量を拡大し、ガス交換と血流を促進し、内臓への「マッサージ」効果をもたらし、性器の興奮性を低下させ、性機能を高める。 ③調心:練功時の心神・精神状態の調整。精神を清浄で虚無、恬淡で閑適な状態に保ち、いかなる雑念も許さない。「善治気搏精者、以無征為積」とは、世間の万物を形も体もない虚無のものと見なし、雑念を排除し、意念を一点に集中させることである。脳皮質を保護性抑制状態に導き、体の活動を正常な方向へ誘導する。調心は、吸い込んだ清気を意念で導き、全身に届けることも含む。「翕気之道、必致之末」。清気を四肢末端、下部、会陰まで導く。 房室養生の気功を上手に練ぶには、「練」と「養」を組み合わせ、練功と適切な休養を並行すべきである。練功だけでは適切な休息がなければ効果は得られず、場合によっては体の正気を傷つける。練養結合こそ、目的を達成するための鍵である。適切な休養とは、労働と休息のバランス、生活習慣の規則性、食事の節制、性交のタイミング、精神的ケアなどを含む。 練功は急いで成果を求めず、焦って進んではならない。練功は一朝一夕で達成できるものではなく、順序立てて、継続的に続けることが必要である。どの気功も、浅から深く、易から難へと、一定期間続けなければ熟達せず、徐々に気功状態に近づく。練功効果は練功の進行とともに徐々に現れる。短期間で深遠な境地に達し、顕著な効果を得ようとするのは不可能である。 練功は固定された功法を選び、強度を適切に保つべきである。気功の功法は多数あるが、すべての功法を試そうとすると、どれも上手にできず、期待する効果を得られない。時間と精力を浪費し、病状を悪化させる。自分の状態や病状の軽重に応じて、適切な功法を選択し、長期的に練習すべきである。 練功時に脳皮質が高度に静寂になり、意識が集中して気功状態に入りやすくなるように、練功前の準備が必要である。まず、安全で静かな場所、新鮮な空気の場所を選ぶ。次に、衣服をゆるくし、束縛を解除し、「気」の流れを妨げないようにする。無論、卧式、坐式、站式の功法であっても、締め付けのボタンや帯をほどくべきである。全身の筋肉をリラックスさせ、血流循環を円滑にするためである。第三に、練功時は情緒を安定させ、悩みを排除し、気持ちよく過ごす。悩みがある場合は、情緒が安定してから練功する。第四に、練功前は激しい体力的・知的活動を避け、20分ほど休憩し、心神を落ち着けてから練功する。 気功練習中、特に長期にわたる静気功の練習者の中には、高度な静寂の後に性交に似た快感が生じることが多い。眠りかけのようで、意識がぼんやりとし、全身が緩んで、快適で愉悦な状態になる。このような状態は自然に受け入れ、驚いたり喜んだり、恐れたり怖れたりせず、意図的に追求してもよい。驚きや恐怖は練功に悪影響を及ぼし、意図的に追求すると俗念となり、「走火入魔」を引き起こす。初心者が練功すると、房事の影響で「気」の流れが乱れやすいので、初学者は適度に房事の節制をすべきである。
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