中医では、立春後、体内の陽気が上昇し始める。これをうまく利用し、春の陽気が上昇し、新陳代謝が活発になる機会を活かして、科学的な養生法を採用すれば、一年を通じた健康維持と病気予防に非常に有利である。専門家は、中高年層の春季養生について「四不」の原則をまとめた。 「酸」を避ける 春の食事は「酸を控え、甘味を増やす」べきである。なぜなら、春は本来肝の陽気が上昇しやすい時期であり、酸性食品を摂取すると肝気がさらに盛んになり、肝の過剰が脾胃を傷つける。そのため、春の食事は「酸」を避けるべきである。 酸性食品には、羊肉、犬肉、鹑、炒花生、炒瓜子、海魚、エビ、蟹などがある。甘味で脾胃を補う食品を摂るべきであり、山薬、春筍、ほうれん草、大棗、ネギなどを多く摂取する。また、山薬と薏苡仁各30グラム、小米75グラム、蓮の実25グラム、大棗10個を一緒に煮て粥を作り、少しの砂糖を加えて主食として長期にわたって摂取するのもよい。 「静」を避ける 春は自然界の陽気が上昇し始めるため、人間もこの自然の特徴に合わせ、陽気を養うべきである。陽気を養うための鍵は「動」であり、「静」を避けるべきである。 高齢者は積極的に屋外で運動すべきである。春の空気には負イオンが多く含まれており、脳皮質の作業効率と心肺機能を高め、動脈硬化を予防する。ただし、高齢者の春の運動は早すぎず、朝の気温が低く、霧が濃いと風邪や喘息、慢性気管支炎にかかりやすいため、太陽が昇った後に外出するのがよい。また、空腹時の運動は避けるべきである。高齢者の朝は血流が比較的遅く、体温も低い。運動前に温かい飲み物を飲むことが推奨される。運動は緩やかにし、高齢者の朝は筋肉が緩く、関節や靭帯が固い。運動前に軽く体を動かして関節をほぐすことが必要であり、急激な運動による事故を防ぐ。 「怒」を避ける 春は肝の陽気が盛んな時期であり、感情が急激になりやすい。心胸を広く保ち、心身の調和を保つべきである。 気持ちが晴れやかであれば、肝を養う助けになる。逆に、気持ちが落ち込んで抑鬱すると、肝気が滞り、肝の疏泄機能に影響を与え、神経内分泌系の機能障害を引き起こし、免疫力が低下し、精神病、肝疾患、心脳血管疾患などの発症リスクが高まる。 「妄」を避ける 高齢者は本来陽気が不足しがちであるが、春は陽気を養う好機である。情欲が乱れ、性交頻度が高くなると、気を消耗し、精を傷つけ、さらに陽気を損なう。したがって、高齢者は春に節制すべきである。
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