森林浴 森林浴とは、森林や木々の茂る場所で肢体を露出したり、衣服を少なくして、適度な運動と併せて、森林から発散される物質や空気を呼吸し、人的な性情・心理・体魄を育み、鍛える養生法である。 森林浴の効果 森林に多く存在する植物は、強い殺菌能力を持つ芳香性物質を放出する。これは空気中の多くの病原菌や微生物を殺菌する。新鮮な桦やイチョウの葉を切り、そこに結核菌や大腸菌を注入すると、数分後にはすべての病原菌が死滅する。森林の空気は消毒されたものであり、芳香で新鮮で、負イオンを豊富に含んでいる。このような環境に身を置くことで、神経系の機能を高め、心筋の栄養を改善し、酸素摂取能力を強化し、代謝を促進する。 森林浴は理想的な旅行活動である。森の中は景色が美しく、木々が天に届き、落葉が地面を覆い、柔らかな土の小道を歩く。それに加えて、せせらぎの水音や虫の鳴き声が響き、詩情画意に満ち、世外桃源にいるような気分になる。したがって、森林浴は緊張した精神を緩和させ、青春の活力を取り戻し、人生への愛着を高める。このような良好な精神状態は、体の潜在能力を十分に発揮させ、健康と長寿に有利である。 森林浴は疲労の回復、体力の回復、生活リズムのバランス維持に特有の効果を持つ。現在、森林浴は治療手段として広く普及している。多くの国で森林病院が設けられ、大都市に住む「文明病」患者を専門に受け入れている。仕事のストレスが原因で心身の発達に支障をきたす人々が、3~4週間の森林滞在療養を経て、心身の疲労を完全に解消することができる。一部の研究者によれば、森林浴は子どもに自然の新鮮な空間を提供し、性格を変える助けになる。普段寡黙で臆病な子どもが、森林に1週間滞在すると、積極性と自信が再構築されるという。また、森林浴は緑の効果を利用して、神経系を調節し、大脳皮質や視網膜組織が光学作用により内臓器官を調節し、消炎・利尿の効果をもたらす。 森林浴の注意点 森林浴を行う際は、森林内でゆったりと散歩し、静かに瞑想する。あるいは走ったり、体操をしたり、高いところを登ったり、水を渡ったりと、活動量を適度に増やす。1回あたり2~3時間が適切である。夏季は涼しい午前中に外出するのが良い。冬季は太陽が高く昇っている時間帯が適切である。服装は綿素材がベストで、滑りにくい運動靴を履く。森林浴の際は、深呼吸を併用すると、新鮮な空気や木の芳香物質を効果的に吸入し、体内の濁気を排出できる。これにより、脳と体が十分に休息し、仕事や学習による疲労を解消し、食欲も増進される。効果はさらに高まる。
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