甘蔗:冬の爽快な「補血果」 甘蔗は人々が好む冬の代表的な果物の一つであり、糖分含有量が非常に高く、約18~20%である。特筆すべきは、甘蔗の糖分はショ糖、フルクトース、グルコースの3種類で構成され、人体に容易に吸収・利用される点である。甘蔗には鉄、カルシウム、リン、マンガン、亜鉛などの人体に必要な微量元素が豊富に含まれており、特に鉄の含有量が非常に高く、1キログラムあたり9ミリグラムと果物の中で最も高い。そのため、甘蔗は「補血果」として知られている。 甘蔗は冬の佳果であるだけでなく、病気予防・健康維持の良薬でもある。祖国医学では、甘蔗は甘く寒い性質を持ち、甘い性質は補血養血に働き、寒い性質は清熱生津に効果があるため、滋養潤燥の効果がある。低血糖症、心臓機能低下、津液不足、喉の腫れ、便秘、虚熱性咳嗽などの症状に適している。民間では、甘蔗汁とワインを各50グラム混合し、朝晩1回ずつ飲むことで、慢性胃炎や逆流性嘔吐に良い効果があるとされている。 甘蔗は口腔の「クリーナー」でもある。甘蔗の繊維が多く、何度も噛むことで歯ブラシのように、口腔や歯間の汚れを掃除し、歯の自浄力と虫歯予防力を高める。また、甘蔗を噛むことは歯や口腔筋肉にとって良い運動となり、顔の美容にも効果がある。 ただし、甘蔗は寒い性質であるため、脾胃虚寒、胃腹の冷え痛みがある人は摂取しないほうがよい。また、甘蔗が虫に食われたり、真菌に汚染され酒粕のような匂いがする場合は、吐き気や昏睡などの中毒現象を引き起こす恐れがあるため、摂取してはならない。
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