秋は熱と冷の交替する季節であり、秋の衣食住行の衛生に注意することで、疾病の予防と健康の保持が可能になる。 衣服について: 初秋は気温が徐々に低下するため、素朴な薄い衣装が適している。俗に「春捂秋凍(しゅんぷしゅうとう)」と言うように、適度に「凍」を体験することで、皮膚の耐寒力を高めることができる。中秋以降は気温が低下するため、早めに衣服や布団を追加し、冷えや風邪、胃病の再発を防ぐべきである。 食事について: まず潤うことが大切。秋になると降雨が少なく、空気が乾燥し、咽の乾燥、鼻の乾燥、皮膚の乾燥などの「燥症」が起こりやすい。そのため、水、お茶、野菜汁、牛乳などの飲み物を多く摂り、大根、トマト、豆腐、銀耳、梨、柿なども積極的に摂るべきである。これらの食品は肺を潤し、津液を生じ、陰を養い、燥を清める効果がある。次に補うことが大切。深秋は人体の精気・陰気が封藏(ほうぞう)し始める時期であり、補品を摂取しやすい。体質を強化するには、鶏肉、牛肉、豚レバー、魚肉、大棗(たいそう)、蓮の実などを適度に摂取すべきである。また、秋の食事衛生にも注意が必要である。秋は屋外は涼しく、室内は暖かい。蚊や蝇が繁殖しやすい環境である。蝇は腸炎、赤痢などの病気の媒介体であり、汚染された食物を摂取すると腸管感染症にかかりやすい。 居住について: 深秋は気温が低く、夜間は窓を閉め、就寝時には腹部に衣類や布団をかけて、腹部の冷えを防ぎ、風邪や下痢を予防すべきである。秋は早寝早起きを心がけ、毎晩6~8時間の睡眠時間を確保し、体の免疫力を高めるべきである。 活動について: 秋は景色が美しい季節であり、屋外活動、運動、旅行の黄金期である。朝、公園で体操、拳法、散歩、ランニングなどの適度な運動は、健康に大いに有益である。秋は気温が涼しく、寒くもなく、暑くもないため、仕事効率が最も良い。しかし、長時間の過労や頻繁な残業は避け、体の免疫力を低下させ、帯状疱疹、急性荨麻疹、旧病の再発を引き起こす可能性がある。
|