祖国医学には「天人相应」の養生の考え方がある。つまり、人体は自然環境や季節・気候の変化に適応しなければならない。夏の特徴は「熱」である。そのため、「涼」でそれを打ち破り、「燥」は「清」で追い払う。したがって、夏季養生の鍵は「清」である。 思想は清浄に:夏の酷暑は蒸し暑く、人は闷熱不安や倦怠・烦躁を感じやすい。したがって、まず自分の思想を平静にし、神清気和にし、火暴な脾气を避け、出来事に一躍跳ね上がったりしない。燥熱から熱を生じさせず、心火の内生を防ぐべきである。心が静かになれば、自然と涼しくなる。 食事は清淡に:夏の食事は、清淡で質軟、消化しやすいものを主とする。脂っこい厚味や辛い上火の物を控える。清淡な食事は熱を清め、暑さを防ぎ、汗を収束し、体液を補う効果があり、食欲を増進する。新鮮な野菜・果物を多く摂取し、必要な栄養を補いながら、中暑を予防する。主食は稀にすべきである。例えば、绿豆粥・蓮子粥・荷葉粥など。また、清凉な飲み物も適度に飲む。例えば、酸梅湯・菊花茶など。ただし、冷飲は適度にし、寒涼の物に偏らない。そうでないと、陽を傷つけ、体を損なう。また、酢を摂取すると、唾液を促進し、食欲を増進し、病菌を抑制・殺菌し、胃腸疾患を予防する。 居室は清凉に:朝晩の室内温度は低いので、窓・ドアを開けて換気する。正午の室外温度が室内より高いので、窓・ドアを閉め、カーテンを引く。涼しい環境は心を静かにし、精神を安定させる。 遊興は清幽に:夏は遠くまで跋渉しない。近くの幽玄な場所を探す。朝は、曙光が初めに照り、空気が新鮮なので、草木が繁茂する庭園を散歩し、吐故納新する。夕方は、江辺湖畔を悠然と歩き、そよ風に心が静かになり、精神が夢のように落ち着き、心の煩悶を洗い流し、暑さが瞬時に消える。
|