春は便秘を引き起こしやすい。これは寒冷季に人の毛穴が閉鎖状態にあるため、体内に陽気が蓄えられ、冬期の補養習慣により焼き物やしゃぶしゃぶなどの食事が多くなるため、腸内に熱が溜まりやすくなるからである。春になると陽気が外へ発散し、蓄えられた熱が下部の肛門に流れ込み、大便の硬結を引き起こしやすい。排便時に長時間座って無理に力を入れると、痔の出血や腫れ、激痛を引き起こすことがある。そのため「金があっても春の下痢は買えない」という俗諺がある。つまり、春は腸を潤し、便通を促すことが大切であり、便を軽度にゆるく保つのが理想である。猪血菠菜湯を日常的に摂取することで、春の便秘を緩和できる。 猪血は味が咸で性質が平和で、腸内の乾燥した便を柔らかくし、排泄を容易にする働きがある。菠菜は血を養い出血を止める、熱を清め、乾燥を潤す。猪血と菠菜を組み合わせると、補いながらも通すという効果があり、体虚や高齢者の便秘に特に適している。よって猪血菠菜湯は、腸を潤し便通を促し、熱を清め、乾燥を潤し、出血を止める効果を持つ。 猪血菠菜湯の作り方は、猪血500gを塊状(または薄切り)にし、新鮮な菠菜500gを洗って切った後、適量の水で煮て調味して食べる。食事の一部としても利用可能。便秘の人は1日または隔日1回、2~3回継続して摂取することで効果が現れる。
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