羊肉は甘く熱性で、気を補い、虚を補い、中を温め、下を暖める効果がある。中医では「補陽」の佳品とされる。しかし、中医では、羊肉を食べる際には以下の禁忌がある:酢と同時に食べるのは禁物。酢は酸味で、収斂作用があるため、体内の陽気が発散しにくくなり、羊肉の温補作用が大幅に低下する。 西瓜(スイカ)と同時に食べるのは禁物。中医では、羊肉を食べた後に西瓜を食べると「元気を傷つける」とされる。なぜなら、羊肉は甘く熱性であり、西瓜は寒性で、生冷の食品である。このような組み合わせは、羊肉の温補作用を大きく低下させ、脾胃に悪影響を与える。特に陽虚や脾虚の患者にとっては、脾胃の機能が乱れやすくなる。したがって、羊肉を食べた後は、西瓜やキュウリなどの寒性食品を大量に摂取してはならない。 茶と同時に食べるのは禁物。茶水は羊肉の「天敵」である。なぜなら、羊肉にはタンパク質が多く含まれており、茶には多くのタンニンが含まれる。羊肉を食べるときに茶を飲むと、タンニンとタンパク質が結合し、腸の蠕動運動が弱まり、便の水分が減少し、便秘を引き起こす可能性がある。 また、中医の古籍には「羊肉と南瓜を一緒に食べるのは良くない」との記述がある。これは、羊肉と南瓜の両方とも温熱性の食品であるため、一緒に食べると「火が上る」(熱がこもる)可能性があるからである。同様に、羊肉を調理する際は、辣椒、胡椒、生姜、丁子、茴香などの辛温燥熱の調味料を控えるべきである。特に陰虚火旺の人は特に注意すべきである。火が上らないようにするため、涼性の食品を適度に加えるのが良い。例えば、涮羊肉の際には豆腐を加えると良い。
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