暑湿が体表を傷害し、肺胃の気の通いが失調するため、暑湿型の風邪は高熱または身熱が感じにくいが、汗が出ても解せない、心烦いで口渇、頭重い如く包まれる、四肢関節が酸痛で重苦しく、胸脘部が張り、吐き気があり嘔吐したい、食欲不振、小便が短く赤く、舌が紅く苔が黄くて脂ぎっている、脈が濡れて数えるという症状がよく見られる。ここではいくつかの食療方を紹介する。 1、香薷飲 [組成]香薷10g、厚朴5g、白扁豆6g。 [製法]まず香薷と厚朴を洗って細かく切り、白扁豆は炒って砕き、すべて保温カップに入れて沸騰したお湯を注ぎ、ふたをして30分ほど温浸する。 [服用法]茶代わりに頻回に飲む。汗が出たら、1日2回に減らす。 [編者付言]香薷は発汗して暑気を除き、厚朴は中を広げて気を利かせ、白扁豆は脾を強化して湿を化す。三味を併用すると、暑い季節の風邪や腹痛下痢に対して効果的である。 2、スイカトマトジュース [組成]スイカ適量、トマト適量。[製法]まずスイカの果肉を取り出して種を取り除き、布で絞って汁を出す。トマトは沸騰したお湯で2~3分烫し、皮を剥いて種を取り除き、これも布で絞って汁を出す。二つの汁を等量混ぜ合わせる。 [服用法]量に応じて飲む。 [編者付言]スイカは清熱解暑、生津止渇の作用があり、「天然の白虎湯」と称される。トマトも生津作用があり、栄養価が高い。両者の併用は暑気を除く優れた品である。 3、青龍白虎湯 [組成]白萝卜250g、新鮮な青果30g。 [製法]まず白萝卜を洗って薄切りにする。新鮮な青果は洗ってからナイフで数本深く切れ目を入れ、鍋に入れて水を適量加え、20分間煮る。 [服用法]茶代わりに頻回に飲む。のどの痛みがある人は薬汁が冷えたときにうがいに使うことができる。 [編者付言]白萝卜は気を理し、食を消化させる。青果は熱を清め、毒を解く。両薬を併用することで、暑熱と湿が交錯した状態、例えばのどの痛み、胸痞、痰多などの症候に効果的である。
|