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初春の食養は個別対応が必須

初春の食事は、春の気候特性に応じて、個別に適切な食物を選択すべきである。
1. 食事は淡泊にして「上火」を防ぐ。春は人が易く「上火」し、小便が赤く黄くなり、便秘、舌苔が黄色くなる。肝火が上昇することで肺陰がさらに虚し、肺結核などの病原菌が隙を突いて侵入しやすくなる。したがって、春の食事は淡泊が望ましい。
2. 辛甘の品で春陽を助ける。初春は陽気が始まり、辛甘の品は春陽を助ける。葱、生姜、棗、落花生、小麦粉、キビ、トウモロコシなどの穀物、豆乳、豆腐、赤豆などの豆類、ミカン、金桔、バナナ、リンゴ、梨などを積極的に摂取すべきである。海産物や卵類も摂取するべきである。陰虚内熱の人は、鴨肉、昆布、グリーンピース、サトウクチ、荸荠(ビーチー)、百合などを選ぶことで火を消すことができる。酸味・渋味・脂っこい食品、生冷食品は控え、ビタミンB・Eを多く含む主食・副食を多く選ぶことで、脾胃を養う。
3. 甘味を多く、酸味を少なめに「肝旺」を防ぐ。中医では、春は五臓の一つである肝が主導する時期とされ、適度に辛甘の食品を摂るべきだが、生冷食品は控え、脾胃を傷つけないようにすべきである。また、「肝旺傷脾」を防ぐことも重要である。そのため、春には甘味の食品を適度に多く摂り、酸味の食品を少なくするべきである。酸味の食品は肝に属し、甘味の食品は脾に属する。春に酸味を多く摂取すると胃酸分泌障害が生じ、消化吸収が悪くなる。酸味・渋味・脂っこい食品を控え、脾胃の機能を高めるべきである。肝旺傷脾を防ぐため、甘平な大棗(タイゾウ)を多く摂取するのも効果的である。
4. 地域に応じて適切な補い方をする。初春の気候は人体に大きな影響を与える。中国南北では気候差が大きく、人体への影響も異なる。したがって、春の食養は地域に応じて行うべきである。初春、北方では寒気がまだ残っているため、温補が適している。気温が上がり、陽気が上昇するにつれて、温補を徐々に減らしていく。一般的には桂円、大棗、栗、荔枝、山薬、豚肚、牛肉、牛肚、羊肚、鶏肉、鹌鹑などが選ばれる。南方では、春に雨が続き、低温と暖温が交互に現れる。雨天では湿気が強く、湿気が脾を困らせるため、健脾去湿の品を摂るべきである。例として、鯉魚、青魚、黄鳝(オウセン)、白扁豆、蓮子、豆乳などがある。暖かい日には、涼補の品を摂るべきである。銀耳、蓮子、グリーンピースなどがそれに当たる。
5. 「春困」対策としてビタミンCを補う。現代医学では、春はビタミンCを多く含む食物や新鮮な野菜を積極的に摂るべきとされている。食事中のビタミンC不足は「春困」の原因の一つである。したがって、ニンジン、ブロッコリー、巻き白菜、甜椒(スイカ)、セリ、マラン、春笋などの新鮮な野菜を多く摂ることは、春の食養にとって非常に有益である。

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