あと3日で二十四節気の「春分」です。春分の「分」とは半分の意味であり、春季の90日が半分になったことを表します。『春秋繁露・陰陽出入上下篇』には、「春分とは陰陽が半分ずつであるため、昼夜が均等になり、寒暖も平らになる」とあります。南方地域では春分前後もまだ湿気が強く、これは地理的・気候的な環境によるものですので、湿気を除き、特に湿性の足気を解消することが重要です。またこの時期は脂ぎったスープ類の摂取は不適切です。そのため、以下のようなおすすめの料理を紹介します。 昆布と豚肉のスープ 昆布と豚レバーの煮込みは香りが清涼で、熱を冷まし、痰を化し、硬い塊を軟化させる効果があります。主に足気病や湿熱下注などの治療に用いられます。また甲状腺腫大や頸部リンパ結核の補助治療にも効果があります。 〔材料〕乾燥昆布15g、豚レバー100g、生姜の細切り少々。 昆布は栄養価が高い海藻で、広東省汕头・湛江地方産が最も優れています。性質は寒く、味は甘・塩辛く、痰を化し、硬い塊を軟化させる作用があります。『本草綱目』では「瘿瘤・足気の患者はこれを食べるべき」と述べており、『本草経集注』では「瘿瘤・結気を治す」と記しています。『現代实用中药』には「水腫・淋症・湿性足気・甲状腺腫・慢性気管支炎の咳嗽」の治療に効果があると記載されています。豚レバーは性質は平で、味は甘・塩辛く、陰を滋養し、燥を潤す作用があり、ここでは薬引として使用されます。 〔調理法〕まず昆布を水に浸けておく。豚レバーも洗って薄切りにする。生姜の細切りとともに鍋に入れて、水1000ml(約4杯)を加え、強火で沸かした後、弱火にして約30分ほど煮る。適量の塩と少量の生油または麻油を加えて完成。2人分の量です。スープと昆布・豚レバーの切り身を一緒に食べます。甲状腺腫大・頸部リンパ結核の補助治療として使用する場合、週2~3回の摂取が推奨されます。
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