私たちは皆、二つの「長寿穴」を持っています。一つは「湧泉(ゆうせん)穴」、もう一つは「足三里(そさんり)穴」です。 湧泉穴は腎経の重要な穴位であり、この穴を定期的にマッサージすることで、精を増し、髄を補い、腎を強化し、陽気を壮え、腰脚を強め、骨を丈夫にする効果があります。腎臓は成長発育と生殖を司る重要な臓器であり、腎の精が十分であれば、正常な発育が保たれ、耳は聴覚良好で、目は明るく、頭脳は明晰で、思考も敏捷になり、髪は黒々として、性機能も強くなります。逆に、腎虚で精が不足すれば、記憶力の低下、腰膝の酸痛、歩行困難、性能力の低下、未老先衰などが起こります。湧泉穴は足底に位置し、足の裏側の前1/3の部分にあり、趾を曲げたときにへこむ場所が該当します。毎晩就寝前に盤坐し、両手でマッサージまたは指先で点圧して双側の湧泉穴を刺激し、その部位に酸・張感が現れる程度まで行います。1回50~100回が目安です。 足三里穴は外膝眼下10cmの位置にあります。自分の掌を膝蓋骨に当て、指先を下に向けて、中指の先端が該当する場所です。足三里穴は胃経の要穴です。胃は人体の「栄養倉庫」といわれ、胃に取り入れた食物が適切に消化・分解・吸収されなければ、他の臓器にも十分な栄養が届かず、健康や精力の維持が困難になります。したがって、胃の消化機能の良否は私たちにとって極めて重要です。そして足三里穴はこの重任を担うことができます。毎晩指節で足三里穴を押圧することで、脾を補い、胃を健やかにし、食事の消化・吸収を促進し、免疫機能を強化し、正気を補い、邪気を排除する効果があり、疲労を軽減し、体力を回復させ、精神的にも明るくなり、若々しさを保つことができます。(陳伯炎)
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