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養生:三月の早春は風邪の予防が必要

風は春の主令であり、風・寒・暑・湿・燥・火の六気の先頭に位置する。正常な状態では人体に害はない。しかし、「春は子供の顔のように一日三度変わる」とあるように、風が過剰になると風邪(風邪邪)となり、疾患を引き起こし、健康に悪影響を及ぼす。
風邪は肺を傷つける中医では、肺は一身の気を司り、百脈を朝向し、皮毛と外合する。皮毛の腠理は肺の防御壁である。風邪が侵入すると衛気(防御気)が固まらず、肺が傷つき、肺気の宣通が失われ、肃降(肺の降下作用)が失敗し、全身を温煦する気の働きが阻害され、発熱・頭痛・鼻づまり・流涙・噴嚏・喉の痛み・痰の咳・喘息などの症状を引き起こす。
風邪は百病の長《黄帝内経・素問・風論》には、「風は善に動き、数に変化する。故に風は百病の長なり」とある。風邪が原因となる疾患は、通常体表を侵犯し、悪風・畏寒・頭項痛などの症状を引き起こす。風邪が皮毛や筋肉の腠理に滞留すると、激しい痒みを伴う風疹や疙瘩を引き起こす。風邪が頭頂部に上昇すると、頭痛・眩暈などの症状を引き起こす。高血圧の人は血圧が上昇し、場合によっては脳卒中を引き起こすこともある。風邪が腰部・膝・脛・腓へ下がると、風痹・行痹・痛痹などの疾患を引き起こす。風邪が経脈を遊走すると、脈痹・顔面麻痺などを引き起こす。また、風邪は肢体の運動に抽搐・痙攣・震え・蠕動・角弓反張・頸項の硬直などの異常を引き起こすことがある。
風邪は熱・寒・湿など他の邪気と合併しやすい春に多い感冒は、風邪を先導として、体が風と熱の邪気に侵された場合、風熱外感となる。風と寒の邪気が合併すると風寒外感となる。湿気が強く陽気が弱い状態で、腠理が密にならないと、風湿痹痛を引き起こす。脾は全身の気機の運化転輸の要である。風・寒・湿の三邪が同時に攻撃すると、水穀精微の消化吸収が失敗し、吐き気・嘔吐・膨満感・腹痛・下痢などの消化器症状を引き起こす。胃病持ちの人は再発しやすい。
風邪は肝気の疏泄に影響を与える中医では、風は木の気であり、肝と通じる。肝は条達を好み、春の昇発する気と一致する。和風麗日なら肝気は順調になり、気持ちが明るく、精神が昂ぶる。しかし、狂風が吹くと肝気が鬱結し、気分が不快になり、烦躁・怒り・イライラする。肝病・心臓病・精神病の患者は、春に情志の調節を怠ると、気分が悪くなり、病気が再発することが多い。
保温に注意二月は春寒が厳しい。天候の変化に応じて衣服を増減するべきである。美人は早めにスカートに着替えず、寒風にさらされないようにするべきである。特に高齢者・体の弱い人・病後回復期の人・過労者・飲酒後の者、および心脳血管疾患・関節炎・神経痛などの慢性疾患を持つ者は、寒潮や強風の際はなるべく外出を避けるべきである。
情緒の調整天候の変動が激しいと、人体の生理機能が乱れ、肝気の疏泄が妨げられ、烦躁・怒り・不安・抑うつなどの悪質な感情が生まれる。特に統合失調症の患者は発作しやすい。したがって、春には自分の感情をコントロールし、心を落ち着かせ、前向きに楽観的に過ごすべきである。精神疾患の患者は刺激を避け、心理的ストレスを緩和し、心のバランスを保つべきである。
生活習慣規則正しい生活習慣を守り、起居に規則性を持ち、睡眠を確保する。
食事のバランス春は食事は淡白が望ましく、新鮮な野菜や果物を多く摂取し、水分補給を十分に行う。白湯や薄茶が最適である。
継続的な運動「正気存内、邪不可干」は風邪を防ぐ秘訣である。したがって、個人の体質に応じて、自分に合った運動項目を選択し、継続的に有酸素運動を行うことで、気候変化への適応能力と抵抗力を高め、風邪に襲われるリスクを回避できる。

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