冬になると、風邪や咳を訴える人が増える。特に高齢者では呼吸筋の力が弱まり、気管や支気管の粘膜上の線毛の活動能力が低下し、肺の残気量が増えるため、呼吸器感染を引き起こしやすく、咳などの症状が現れる。 ここでは、民間療法として知られる「老姜茶水蒸卵」が、咳の改善に一定の効果があるとされている。 作り方:お茶を沸かしたお湯で緑茶を淹れ、色が出たら、その茶水を6片の生姜を入れた碗に移す。そこに卵2個を割り入れ(混ぜない)、氷糖数かけを加え、蒸鍋で弱火で約1時間半ほど蒸す。熱いうちに食べ、夕食後、就寝前に服用するのが最適。通常3日連続で服用すれば咳は治るが、症状が重い場合はさらに3日間続けて服用する。 この処方における生姜は動脈および呼吸中枢を興奮させる作用があり、緑茶にはカフェインが含まれ、中枢神経を興奮させる効果がある。適量の緑茶を薄く煎じ、蜂蜜を加えてよく混ぜれば、喉を清め、腫れを和らげ、咳を止める効果がある。これらの成分はいずれも毒性や副作用がないため、高齢者でも試してみてもよい。ただし、慢性咳の予防・対策としては、禁煙・禁酒、バランスの取れた食事、異臭の吸入を避ける、風邪の予防、免疫力の向上といった方法がより効果的である。
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