季節ごとの食療 「陰気が徐々に重くなり、露が凝り白くなる」。今日が二十四節気の白露である。長江流域以北では実際に「露が凝り白くなる」状態となっている。南方では秋の気配はまだ濃くないが、陰気が始まり、朝夕には涼しさを感じるようになっている。この時期の献立では、徐々に滋陰中心のスープに切り替えるべきである。また、今年の夏は比較的暑く、体が津液を消耗し、陰気が傷ついた。このため、適切な調整が必要である。 そこでおすすめするのは——芡実蚝豉老鴨スープ 芡実蚝豉老鴨スープは味が良く、滋陰補腎、健脾益血の効果がある。中秋の時期のスープとしても適しており、腎陰不足による腰膝の酸痛、めまい・眩暈、渇き、遺精、潮熱、または脾虚による浮腫・慢性下痢、老人の腎虚による頻尿、または病後体虚・脾虚による虚煩不眠などにも効果がある。 *[材料]芡実60グラム、蚝豉250グラム、光老鴨1羽(約600~700グラム)、生姜3片。 このスープは確実に滋陰補腎の効果を持つ。芡実は性質が平和で、味は甘く、澁い。腎を補い、精を固め、脾を健進し、下痢を止める効果がある。中医では、補腎健脾、精を固め、遺精を止める常用薬として用いられている。古来の薬書には「乳児に与えれば体を強化し、老人に与えれば寿命を延長する」とある。蚝豉は性質が平和で、味は甘く、塩辛い。陰を滋し、血を養う作用がある。栄養価の高い食材として広く使われており、スープや料理に使える。微量元素が豊富に含まれており、子どもの知能発達を促進するため、「知能海鲜」とも称され、一部の地域では「海のミルク」とも呼ばれている。老鴨は五臓の陰を補い、虚労の煩熱を清め、血を補い、水を巡らせ、胃を養い、津液を生じさせる。生姜は胃を健進し、魚臭を除く。これらを合わせてスープにすると、腎を滋し、脾を健進し、陰血を補い、老若問わず家庭で使いやすい清補のスープとなる。 編集者推薦:秋季潤肺銀耳羹(図) 粥で秋の乾燥を解消(図) 初秋の進補に蓮藕を 初秋の進補に蓮藕を *[調理法]蚝豉を水で戻し、洗い、芡実も水で洗い、30分ほど浸す。老鴨は洗い、身に切り分ける。これらをすべて瓦鍋に入れて、水120ミリリットル(約12碗分)を加え、強火で沸騰させ、その後弱火で3時間煮込む。塩を適量、少々の生油を加えて完成。4~6人分。蚝豉と鴨肉は醤油で和えて副菜として使う。文/佘自強(広東省中医院薬剤師)
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