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「良相にならんば、良医にあらん」

多くの中医の人がよく聞くこの言葉、「良相にならんば、良医にあらん」。これは「医」と「相」を並べて述べており、医師としての責任の重大さを深く感じさせます。しかし、この言葉は誰が言ったのかご存知でしょうか?
宋人の呉曾の『能改斎漫録』巻十三『文正公願為良医』によると:
宋代の名儒である范仲淹は、あるとき祠堂で占いを行った。宰相になるかを問うたところ、签は「できない」と示された。再び占いを行い、「もし宰相になれなければ、良医になりたい」と祈ったが、やはり結果は「できない」だった。そこで彼は長嘆してこう言った。「百姓のために利益をもたらすことができないならば、それは大丈夫が一生にすべきことではない。」
その後、誰かが尋ねた。「大丈夫が宰相になるのは当然のことだが、なぜ良医になることを望むのか?それはあまりにも卑しいのではないか?」
范仲淹は答えた。「どうしてそう思うのか?古人は『常に善く人を用いるので、棄てられる人はなく、常に善く物を用いるので、棄てられる物はない』と述べている。才学ある大丈夫は、明君を補佐して国家を治め、天下を福祉に導することを望むべきだが、一人の百姓さえ恩恵を受けられなければ、まるで自分自身がその人を谷底に突き落としたように感じる。万民を救済するには、宰相しかできない。今、签は私が宰相になれないと示している。万民に利を及ぼしたいという願いを実現するには、良医になるほかに道はない。もし本当に技術の高い優れた医師になれば、上は君主や親の病を治療し、下は貧しく困窮した人々の苦難を救い、中は自分の身を守って長寿を保つことができる。民間に身を置きながらも万民に恩恵を及ぼす者として、良医以外に他にいないのだ。」
これが後世に伝わる「良相にならんば、良医にあらん」の由来である。このような大きな志を持つ儒者たちが、官職を得ることに次いで医師となることを選ぶのは、医学の社会的機能が儒家の経世致用(治国平天下)の思想と非常に近いからである。元代の戴良が言うように、「医は人の命を救うことを務め、儒の道と最も近い」。

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