北京の秋は空気が澄んで爽やかだが、雨が減り、気候は乾燥しがちである。専門家は市民に対し、乾燥した秋には「秋燥(しゅうそう)」を防ぐ必要があると警告している。そして、食事による秋燥対策が最も効果的である。 北京中医药大学東方医院の何明教授は、中医学的には人の健康と気候・外環境の変化には密接な関係があると指摘する。秋は気候が乾燥しており、人間の代謝に大きな影響を与える。注意しないと病気にかかりやすくなる。北方では初秋に夏の酷暑に続く厳しい日差しの天気が多く、すでに夏の猛暑に耐えた体質が、酷暑と秋の乾燥の両方の打撃を受けやすく、病気になりやすい。人々は陰虚火旺の症状を示すことが多く、口渇舌燥、唇の亀裂出血、皮膚の乾燥、咽部乾燥、声枯れ、便秘、小便量の減少などが見られる。また、一部の人には乾咳(乾いた咳、痰が少ない)や痰中に血が混じるといった症状も現れる。 何明教授は、秋燥を予防するには野菜を多く食べ、水分を十分に取り、適度に屋外活動を行うことが大切だと述べている。さらに、秋燥対策として潤燥作用のある漢方薬を摂ることも有効である。例えば、沙参、麦冬、雲竹、百合などを用いた薬膳(粥やスープ)や、麦冬百合銀耳湯、銀耳鮮藕湯、氷糖煮梨水、菊花麦冬茶などは、火を消し肺を潤す効果があり、健康維持に役立つ。腫瘍患者は抵抗力を高めるために貞芪扶正膠嚢や粉末を服用することも推奨される。 氷糖銀耳湯:銀耳10gを温水で30分間浸けてから、氷糖と水を加え、沸騰させ銀耳が柔らかくなるまで煮込む。 百合粥:百合30gを水に浸けて軟らかくし、玄米100g、氷糖適量を加えて水を加え、毎朝晩炊く。 百合梨湯:梨1個、百合・麦冬各10g、胖大海5枚。梨を洗って薄切りにし、百合・麦冬・胖大海と一緒に煮込み、梨が8分ほど熟す頃に氷糖を加え、梨を食べて汁を飲む。
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