産後大便困難の原因として以下の点がよくある: 1. 妊娠末期に子宮が大きくなり、腹直筋および骨盤底筋が拡張により緩み、一部の筋線維が断裂する。産後は腹筋および骨盤底筋が弛緩し収縮力が低下し、腹圧が弱まる。また産後の体質虚弱により、腹圧による排便の補助が不可能となり、自然と排便困難になる。 2. 産後数日間は卧床休息が多く、活動量が減少し、腸蠕動に影響を与え、排便しにくくなる。 3. 産後数日の食事は単調で、食物繊維を含む食品が不足している。特に粗繊維が欠乏すると、消化管への刺激作用が減少し、腸蠕動も弱まり、排便に支障が出る。 産後は適度な運動を行うべきである。長時間の卧床は避けること。産後2日目までは頻繁に体位変換を行い、食事時は座って摂取すること。2日後には起床して活動すること。食事面では、スープや水分を多く摂取する。毎日の食事に適切な割合の雑穀を組み込み、粗・細糧のバランスを保ち、主食を多様化すること。肉・卵類を摂取する際には、食物繊維を多く含む新鮮な野菜や果物も併用すること。精神的にも楽しく、気持ちが穏やかに保つことが重要であり、悪影響を与える精神的ストレスを避けるべきである。なぜなら、悪質な情緒は胃酸分泌量を低下させ、腸管蠕動を遅らせるからである。 すでに便秘が生じている場合は、黒芝麻・核桃仁・蜂蜜各60gを使用する。まず黒芝麻と核桃仁を砕き、ペースト状にし、煮沸後に蜂蜜を溶かし、1日2回に分けて服用する。これにより腸管を潤滑化し、排便を促進する。また、中薬の番瀉葉6gに紅糖を適量加え、お湯で浸して茶として頻回に飲んでもよい。上記方法で効果が不十分な場合は、「四物五仁湯」(養血潤燥通便)を服用する:当帰・熟地各15g、白芍10g、川芎5g、桃仁・杏仁・火麻仁・郁李仁・瓜蒌仁各10g。水煎して2回に分けて服用する。 <産後便秘>
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