中医理論によれば、生姜は陽を助ける薬品であり、古くから「男子は百日間に姜が欠けてはならない」と言われてきた。宋代の詩人蘇東坡の『東坡雑記』には、杭州錢塘淨慈寺の80歳を超える老僧が童顔で、「40年間生姜を服用していたため、老いずにいられる」と語っている。伝説では、白娘子が許仙を救うために仙草を盗んだが、その仙草が生姜の芽であった。生姜には別名「還魂草」があり、生姜湯は「還魂湯」とも呼ばれる。生姜には揮発性のジンゲロンとジンゲロールが含まれ、活血、祛寒、除湿、発汗の効果があり、さらに健胃止嘔、腥臭を除き、水腫を消す効果もある。医家や民謡では「家に小生姜を備えておけば、小病も慌てず」と言い、また「冬は大根を、夏は生姜を食べる。医者に薬を出させる必要はない」とも言われている。 ある手術中に全身のリンパ系に癌細胞の転移が確認され、化学療法を受けている患者がいた。条件反射的な嘔吐が発生し、各化学療法サイクルごとに体重が2~3kgずつ減少し、健康が著しく損なわれていた。 臨床栄養サポートと食事調整により、毎日の化学療法の前に強制的に食事を摂らせず、患者に薄い生姜を口に含ませ、新鮮な生姜の止嘔効果と温中散寒効果を利用した。午後4時頃、化学療法薬の毒性ピークが過ぎたタイミングで、複数回に分けて少量の食事を摂取し、患者が十分なエネルギーと栄養を補えるようにした。1年の治療期間中、患者の体重は減少せず、逆に10kg増加した。免疫機能の強化により、生命はさらに5年延命した。この場面で生姜の役割は不可欠であった。 注意すべきは、腐敗した生姜には毒素である黄樟素が含まれ、肝臓に損害を与えるため、生姜が腐敗していると絶対に食べるべきではない。
|