烹調による楽しみ 烹調を学ぶことは、青年であろうと老人であろうと、生活の一大楽しみである。一日三食の計画、週末や休日の集まり、年中行事の宴席。もし少しでも烹調の腕を磨き、色・香・味・美に優れた得意料理を数品出すことができれば、家族全員が囲んで味わうのは、まさに美的享受である。しかし、烹調を学び制作することは、美的創造そのものである。 幾つかの得意料理を作るためには、レシピを研究し、専門家に相談する必要がある。我国は古来「調理の王国」と称される。紀元前二千年頃の『内経・素問』には、「五穀は養い、五果は助ける、五畜は補い、五菜は充てる」という理論があり、食品原料が人々の健康の物質的基盤であることを示している。また、「食には五味あり、五味の変化は尽きることなく味わえる」と述べ、調理技術の重要性を強調し、高い技量を要求している。完成された料理が味わい純正で、色彩豊かであり、色・香・味・形・器の点で高度な技術性と芸術性を示すことが求められる。 我々が三鮮の美味しさを追求し、五味の香りを調合するには、煎・炒・烹・炸・爆・熘など、一つひとつに注意を払い、各工程ごとに工夫が必要である。さらに、菜色の組み合わせ、包丁の使い方、調味料の投入、火加減のコントロールなど、細部に至るまで学問の領域である。 人々が繰り返し同じ操作を行う中で、心ある者は新しい体験を生み出し、次々と新たな創造、次々と新たな成功、次々と楽しみを味わい、次々と美食を楽しむことができる。
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