マッサージ法① 一、常用手法 1.肺経を清む300回、天河水を清む200回。 2.親指で手首関節の尺側縁から虎口に向かって直推し、100回反復操作。 3.患儿が仰向けに寝ているとき、保護者が親指・人差し指の指腹を咽喉部の左右に置き、上から下へ軽く擦る。200回反復操作。 4.患儿が俯臥位のとき、保護者が掌根で脊柱両側の筋肉を直推し、熱を感じる程度まで。 二、随証加減 1.風熱外侵型:発熱・悪寒、咽頭痛・嚥下困難、鼻塞・倦怠感、頭身痛、咳痰あり、舌質は赤く、舌苔は薄黄。常用手法に加えて ①六腑を退く300回。 ②大椎穴を按揉300回。 ③曲池・合谷穴を各50回按揉。 ④肩井穴を手で持ち上げ10~20回。 2.肺胃熱盛型:高熱、渇き、飲水欲求、咽頭痛顕著、黄色く稠い痰、腹部膨満、口臭・涎流、便秘、小便黄赤、舌質赤、舌苔黄。常用手法に加えて ①大腸を清む300回、六腑を退く300回、小腸を清む200回。 ②湧泉を推摩300回。 ③下七節骨を推摩300回。 ④大椎穴を1分間按揉。 3.陰虚火旺型:頻繁な低熱、午後顕著、咽頭乾燥、軽度の咽頭痛、過度な発声や辛い食事で悪化、乾性咳嗽、痰なし、嚥下時の異物感、精神状態不良、舌質赤、舌苔少。常用手法に加えて ①腎経を補う300回、内労宮を運ぶ30回。 ②湧泉を推摩300回。 ③肺俞・腎俞穴を各1分間按揉。 マッサージ法② 一、常用手法 1.拇指甲で両側の少商穴を1~2分間掐る。 2.指で合谷穴を1~3分間按揉。 3.太溪・湧泉穴を各1分間点圧。 4.親指の指腹で、患儿の両側の大魚際部を擦る。2~5分間反復操作。 5.掌根で腰骶部を直擦し、熱感が透けるまで。 生活調理 1.患儿は休息をとり、室温は冷えを感じない程度に保つ。空気は新鮮にし、室内での喫煙を避ける。咽頭への刺激を減らすこと。 2.口腔衛生に注意し、水や果汁をよく飲んで体内水分を補う。 3.映画館、商業施設など人口密集地帯には、呼吸器系・消化器系疾患が流行している時期には連れていかないこと。 4.栄養を十分に取り、体質を強化し、身体の抵抗力を高めること。 5.マッサージ中に、患儿が突然体温上昇、腹痛、あるいはショックの早期症状を示した場合は、速やかに病院で治療を受けること。
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