禁欲有損健康 性生活は人類生活における重要な一部であり、心身の健康、長寿、夫妻の恩愛、家庭の幸福にとって欠かせないものである。古人曰く、「食・色、性也」。性は食事と同じく、人類の本能であり、生理的・心理的な必要である。そのため、正常な人であれば誰もが性への欲求を持ち、それは長寿にもつながる。しかし、一部の高齢者が本来性機能が正常なのに、房事活動を停止してしまうことがある。このような禁欲思想は、夫婦双方にとって有害で利益がない。 祖国医学は、禁欲が心身の健康に悪影響を及ぼすことを古くから指摘している。古代の養生書『三元延寿参贊書・欲不可絶篇』には、「黄帝曰:一陰一陽之謂道、偏陰偏陽之謂疾。又曰:両者不知、若春無秋、若冬無夏、因而和之、是謂聖度。聖人は和合の道を絶たず、ただ閉密して天真を守るを貴ぶ」とある。つまり、陰陽の対立統一は自然界の普遍的な法則であり、通常は陰陽がバランスしている。人体もこれに準拠することで健康を維持できる。陰陽が偏りすぎると病気になる。適度な性生活こそが、陰陽を調和させる手段である。腎精は後天の水穀によって不断に生成される。腎精が十分に充実し、心火に上昇すると、「欲火が燃える」ようになり、性要求が生じる。したがって、房事は欠かせないものであり、過剰にもなるべきではない。適切な範囲であれば、健康に有益である。 祖国医学はさらに、長期的な禁欲が「経血の滞り、宗筋の養われなさ」を引き起こし、結果として「萎弱不用(機能不全)」となると述べている。これは長期的な禁欲が性機能を永久に失わせる可能性を示している。なぜなら、禁欲は陰陽のバランスを崩し、人的な性本能を抑圧するからである。蓄積された性欲が解放されないままでは、精神的・肉体的に害を及ぼす。性欲を駆動する性張力は一種の生物エネルギーであり、エネルギー保存の法則に従い、消失するのではなく、変換されるのみである。正常かつ適度な性生活により、性欲が実現され、性張力が解放される。性欲が長期間解放されないと、「性緊張」が生じる。男性に比べて女性への影響は小さいが、烦躁不安、情緒不良、不眠多夢、注意力散漫などの症状が現れる。この状態は、性交や手淫による射精を介さなければ解消されない。
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