櫻桃は別名「莺桃(オウトウ)」「含桃(カントウ)」「牛桃(ギュウトウ)」「牛櫻(ギュウエイ)」とも呼ばれ、朱桃(シュトウ)、麦英(バイトウ)とも称される。古くは「楔(ケツ)」とも呼ばれた。バラ科の落葉灌木または木本植物。櫻桃は「鮮果第一枝」と称され、同時に良薬としても知られている。『備急千金方』には「櫻桃は甘く、平らで、酸味があり、中を調え、気を補い……顔色を美しくする」と記されている。『滇南本草』には「すべての虚症に効き、元気を大いに補い、肌を潤す」とある。民間には櫻桃汁、核、枝葉を使って病気を治す実証例が多数存在する。ここではいくつか紹介する: 下痢 櫻桃の葉および枝を適量取り、水煎して服用する。この方は咳嗽にも効く。 汗斑 櫻桃数十個をガラス瓶に入れて、汁を搾り患部に塗る。 麻疹 櫻桃汁1杯(約40グラム)を温めて服用すると、麻疹の発疹を促進する。 腰腿痛 新鮮な櫻桃1000グラムを2000グラムの40度の白酒に浸し、7日間漬け込んで飲む。朝晩各1回、1回50グラムずつ飲む。 霰粒腫 櫻桃の核を水で粉砕し、濃い汁を作り、患部に塗る。1日3回。 関節炎 アメリカミシガン州立大学の研究者らは、櫻桃の果実中に含まれる一部物質がアスピリンより強い薬効を持つことを発見した。毎日20個の酸味のある櫻桃を食べることで、関節炎や痛風による痛みを抑制できる。 疝気の痛み 櫻桃の核(陳醋で炒る)100グラムを細かく粉砕し、1回10グラムを水で飲み込む。 やけど・火傷①櫻桃数個を搾り汁を患部に塗る。②新鮮な櫻桃を缶に入れて密封し、地下1メートル深く埋める。10日後、櫻桃が液状に分解され、櫻桃水となる。翌年取り出して使用し、火傷や凍傷に効く。 回虫・線虫 櫻桃の根9~19グラムを水煎して服用する。湯志鴻
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