[方一] 牛乳250グラム、玄米100グラム、砂糖適量。玄米を洗って鍋に入れ、水を加えて半熟になるまで煮、その後牛乳を加えて粥状になるまで煮、砂糖を調えながら食べる。 本方は陰血を大補する効果がある。虚弱な体、疲労による体虚、痩せ衰えた体に適している。 本方は『調疾飲食辨』『本草綱目』などに記載されており、元来「陰血の大補」、「老人に特に適する」とされており、虚損の治療に広く使われる滋養強壮方である。長期間の不摂生や慢性疾患により臓腑が損傷し、陰血が不足すると虚損が生じるため、大補陰血が治療法となる。本方では牛乳という「血肉有情の品」を主薬としており、陰血を大きく補い、虚損を改善する。玄米を補助薬として用い、脾を補い牛乳の効果を助ける。合計して陰血を大補する方剤となる。本品は滋養力が強く、虚損の重症例に特に適している。 本品は潤いを補い、消化器系に優しいが、脾胃虚寒による下痢や痰湿水飲のある者は避けるべきである。<補血方>
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