最近、アメリカの科学者らが発表した研究結果によると、妊婦は憂鬱症状を他人に話すことが少ないものの、約五分の一の妊婦が憂鬱症の症状を呈している。したがって、妊娠期間は女性が自身の憂鬱症の有無をチェックする理想的な時期である。 研究結果では、女性は男性に比べて憂鬱症にかかりやすく、確率は男性のほぼ2倍である。女性の憂鬱症の初発症状は通常、出産期に現れ、出産後の時期と比べて妊娠期の方が憂鬱症になりやすい。しかし、多くの妊婦は赤ちゃんを授かったことは喜ばしいことと捉えているため、自分の憂鬱症状を医師に告げるのをためらったり、家族を悲しませたくないという思いから、憂鬱症を患っていることを隠すことが多い。 この研究では、妊娠25週目の3472人の妊婦を対象に調査を行った。7日間の憂鬱症症状テストの結果、約20%の被験者が憂鬱症の症状を呈していた。しかし、これらの妊婦の86%は、薬物療法、心理療法、カウンセリングなどの正式な治療を受けた経験がなかった。さらに、過去6ヶ月間に憂鬱症症状が現れた妊婦のうち、四分の一は現在治療を受けていると報告した。 初期の人間および動物実験では、憂鬱症のような精神疾患を有する妊婦が適切な治療を受けられない場合、胎児の発育に悪影響が出る可能性がある。具体的には、出生体重の低さ、早産、さらには胎児の脳発育障害が生じる可能性がある。この研究に参加した妊婦の28%は、過去に一度以上の憂鬱症症状(2週間以上続く落ち込み、憂鬱感、仕事や日常活動への興味喪失など)を経験していた。40%以上の被験者によると、妊娠後、これらの憂鬱症症状が再発したという。研究結果では、憂鬱症歴のある妊婦は、憂鬱症歴のない妊婦に比べて、憂鬱症にかかる確率が5倍高いことが明らかになった。また、憂鬱症歴のある妊婦の50%は、出産後に再び憂鬱症を発症した。 研究では、体調が悪い妊婦や、アルコールを頻繁に飲む、または喫煙が多い妊婦も、憂鬱症症状を示しやすいことが分かった。ただし、女性の憂鬱症発症と年齢や人種には直接的な関係はない。研究者らは、妊婦が憂鬱症状を感じたら、直ちに医師に相談すべきだと述べている。同時に、十分な食事と睡眠を確保することも重要である。また、自己療法や心理療法も有効である。憂鬱症症状が重度の妊婦は、薬物療法も検討すべきである。研究結果によると、一般的な抗憂鬱薬を妊婦が服用しても、胎児に有害な影響はほとんどないとされている。 <憂鬱>
|