「耳は諸経脈の集まる所である」。十二経脈はすべて耳を通ってつながっています。したがって、体のどの臓器や部位に異常が生じた場合、経絡を通じて耳の特定部位に反応が現れます。定期的に耳部をマッサージすることで、経絡を通して気血を流し、臓腑を調整し、病気の予防・治療が可能になります。人体の各部位は耳郭に倒立した胎児のように投影されています。具体的な投射領域とマッサージ法は以下の通りです: 1. 耳垂は顔面に対応します。内熱が上昇し、歯や耳の腫れ痛、顔にニキビができる場合、両手の親指で耳垂を押しつぶし、両耳が赤く熱くなるまで揉みます。毎日2回行うことで、美肌効果もあります。 2. 耳孔の開口部に対応する凹みが耳甲腔です。これは胸腔内の臓器に対応します。この部位を刺激することで、心臓・脳・肺・血液系に補益効果があります。具体的には、人差し指を耳孔に、親指を耳の裏側に当てて対捏します。毎日3回行います。 3. 耳甲腔の上方の凹みが耳甲艇です。この部位をマッサージすると消化を促進し、腎を強化し脾を健やかにする効果があります。 4. 耳郭の外周の耳輪は躯幹・四肢に対応します。耳輪の先端の凹みが足趾に対応し、頸肩腰腿痛の患者は耳輪を重点的に押します。 5. 耳輪を耳屏に折り返すと、耳廓の上縁が上端部になります。この部位をマッサージすると、発熱を下げ、鎮痛・消炎・降圧の効果があります。
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